2016年4月17日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”15】 小日向秀吉、目の奥が笑ってない男です。

 熊本県では、地震の被害がまだ広がっているようですが、被災された方々には心よりお悔やみ申し上げます。

 私も、阪神の震災の体験をまざまざと思い起こしましたが、一日も早く安定した生活が戻りますよう、お祈り申し上げます。



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 さて、熊本城を作った加藤清正公も登場した今日の真田丸ですが、あれこれとめまぐるしく展開して、あっという間に終わってしまった回でした。


 今日の小ネタは


「ケンカ売ってんのか」by秀吉

「男の乳、吸わせてみました」by作兵衛

「三成、はじめて笑う」


の三本でしたが、 それ以外にもいろいろ仕込んであったので、



どこからツッこんでいいのかわからないまま、終わっちゃった!



という感じでした(^^


 今日は、だらっと寝転がって見られる回ですので、ご安心あれ。





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 さて、クスリと笑える小ネタはともかく、今日は、男達の心の機微が垣間見えるシーンも織り込まれていました。



 まずは、大泉源三郎信幸の、 生真面目な兄ゆえの心の迷いが描かれます。もちろん、草刈パパ男から見れば、そんな真面目な兄のよいところは十分にわかっているわけですが、兄は兄なりに苦しんでいるわけで。


 そんな大泉兄に向かって、液晶画面の向こうに聴かせてあげたい言葉があります。





「信幸どの!サイコロで決めれば、きっとうまくいきますよ!!!」



 なんといってもBS朝日で、「どうでしょうclassic」を再放送中ですから(笑)



http://www.bs-asahi.co.jp/suidou/




 日曜日の兄上と、水曜日の大泉くんのギャップの違いをぜひご堪能くださいませ!






 さて、もう1人の悩める男、上杉景勝公。




 秀吉に下るべきか、それとも・・・。と悩んでいる景勝さま。

 そして、秀吉に「真田の味方をするな」と命じられた景勝さま。

 堺信繁のことをずっと思っている景勝さま。



 なのに、なのに!!!




 景勝よりも先に秀吉に出会っちゃう信繁。

 秀吉になぜか気に入られちゃう信繁。

 主賓の景勝をほっといて、秀吉に連れまわされちゃう信繁。



ということで、 景勝様の悩みは、どうにも解消されそうにはありません。



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 さて、肝心の小日向秀吉の評です。


 さすがに、竹中筑前守直人インティライミに比べると、全体的に


「軽い!ふわーっと軽い!」



のが特徴。いい意味でも、悪い意味でも小日向節です(^^


 ただ、竹中秀吉は「奥底に狂気に満ちた恐ろしさ」が潜んでいるのに対して、小日向秀吉は、



「一見ひょうひょうと軽いんだけど、この人たぶん目の奥は笑ってない」


というある種リアルな上司、主君としての恐ろしさが垣間見える演技でございました。



 ちなみに、余談ですが。今日は女性をお好きな方がたくさん出ておられましたね。


 愛之助さま、文枝さま、そして秀吉さま。



 いやあ、大河ってほんとうにいいもんですね。さいなら、さいなら、さいなら。







2016年4月10日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”14】 今日、真田丸を見たあなたは「えーっ!!!」と絶対叫びます、の段

 毎度おなじみ日曜日のお楽しみNHK大河ドラマ「真田丸」にツッコミを入れるこの連載。


 とりあえず、ネタバレにならないように、ひとつだけ大予言。



「今日、真田丸を見たあなたは、ぜったいにえーっ!!と大声で叫んでしまいます」


 でも、どこで叫ぶことになるかは、明らかにしないのでお楽しみにね?!




 さて、今回のお話は、家康との戦い、第一次上田合戦の後始末の話と、堺源次郎信繁が、上杉景勝さまにくっついて大阪へ行く話ですが、基本だらだらしてます(笑)


 なので、歴史的な解説を加える箇所もあんまりないのですが、全編を流れる



「ホームドラマテイスト」


に、始終苦笑いすることになりそうです(^^;;



 というわけで、8時からの本編を見る方のために、ツッコミを三つばかり。



① やっぱりおかんかよ!!!!


② いや、そのメンバーでの上洛は、絶対無い、ありえない!!!!


③ また、変なの出てきた!!!!



 歴史を楽しむ回ではありませんよ。小ネタを楽しむ、「探偵ナイトスクープ小ネタ集」みたいな回なので、ごろ寝しながら見てください。




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 さて、それではちょっと物足りないので、「石川数正」殿について解説を少々入れておきましょう。



 石川氏、というと実は名門で、源義家(八幡太郎)が河内源氏の祖と言われるわけですが、その河内源氏は六男義時が「河内国石川荘」を領地とすることから「石川氏」がはじまります。



 石川数正は、その石川源氏が三河に根付いた支流で家康が今川義元の人質だった頃からの家臣なので、出奔の際はさぞ家康が驚いたことは想像に難くありません。


  さて、ドラマでは石川氏の裏切りの陰に「真田氏の謀略」があるように描かれましたが、真実はあんまり関係ない説が多いようですね。

(ていうか、真実がよくわからん)


 面白いのは、家康のことを何でも知っている石川数正が秀吉側についたので、


「やむなく、家康は自軍の軍制を武田システムに変えた」


という点です。武田の旧臣を拾ったことが、ここらへんで生きてくるというのが、ちょっと運命的ですね。






2016年4月3日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”13】 安心しないで下さい!フラグ立ってます。 ~レッドクリフで大迷宮!どSな奇策でエグすぎる”決戦”の巻!

 毎度おなじみBS真田丸レポートですが、今日も目が離せません。


 上田城での真田VS徳川勢の決戦の回ですが、


なんかいろいろエグすぎる!!!


というのが、率直な感想。



 死にます死にます!刺します刺されます!倒れます倒されます!殺されます殺します!


 真田パパだけでなく、信繁も実は


「相当な、ドS」


なんじゃないか?! と思わざるを得ないような、地獄絵図がくりひろげられるこの回。


 何がいったいどうなっているのかは、このあとの8時からの本編をお楽しみに。


ヒントは、もちろん


「大迷宮大脱出ゲーム」


ですね!


 この奇策の狂言回しを務めるのが、我らが堺源二郎信繁ですが、旗を持って走り回る姿が


「なぜか香港映画風」


に見えるのは気のせいでしょうか?(笑)


 大河ドラマなのに、レッドクリフを見てるような感じなところが、私は好きでした(^^



 要チェックポイントは、やっぱり堺雅人さんの股間ですかね、今回は(笑)



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 さて、今回もうひとつの柱は、なんと言っても



「三谷さん、女性はみんなバカだと思ってません?」



というツッコミを入れたくなるような後半の展開!


 ええええ!!!!


な衝撃の事実が、あなたを待ってます。


 そしてきっと、これまで「きりちゃん」をボロカスに 言っていた人たちも、だんだん「きりちゃんが好きになる」に違いないと思うのですが、いかがでしょうか。




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 さて、今回の上田合戦、おさらいしておきましょう。

ウィキペディアより上田合戦
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E7%94%B0%E5%90%88%E6%88%A6


 意外と、史実どおりに描いてるのね!と納得ですが、もちろんお梅ちゃんの話は出てきません(苦笑)

 ただ、お兄ちゃんの堀田(作兵衛)興重の項に説明がありますが、

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%80%E7%94%B0%E8%88%88%E9%87%8D#cite_note-FOOTNOTE.E4.B8.B8.E5.B3.B6.E5.92.8C.E6.B4.8B2016211-212-1


 お梅ちゃんは、長女のほかに「次女」も産んでいるようですから、



安心してください、生きてますよ!



というのが史実のようです(^^