2016年12月18日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”50】泣いてたまるか!泣かせてたまるか!豊臣を滅ぼしたのはあいつだったのか!な最終回。




 はい!8時からの本編が終了したばかりのNHK大河ドラマ真田丸でございます。


 全50回、完走ということで、視聴者のみなさまには三者三様、それぞれの思い・感想があることでしょう。


 まあ、最後の最後まで、伏線の回収やら、あんな人やこんな人の再登場まで、詰め込まれていましたが、楽しみどころがたくさんありましたね。



 で、結局源次郎は死んでしまったわけですが、心のどこかで



 生きてて欲しかったなあ!



という気持ちは残っています(^^;


 そこで、昨日は「源次郎さま、生き残ってるバージョン」の最終回を勝手に書いたわけですが、 もう何から何まで



 真逆!



で笑いました。




幻の最終回!勝手に書いた第50回「真実」はこちら 
http://53kiri-yokoo.blogspot.jp/2016/12/nhk_17.html



 まず、裏真田丸バージョンは、疾走感を大事にしてみましたが、今日の本編では、けっこう


「ゆったり、ねっとり、じんわり」


と描かれ、一人ずつ丁寧に死んでゆかれました(><;



 そして、裏真田丸では、頬に傷を受けたのは「家康」でしたが、本編では「幸村」のほうでしたね~。真逆すぎる!


 馬で逃げる家康を書いていたのに、本編では徒歩とか、そこらへんも完全に真逆になりました。





~~~~~~~~~~





 脚本として意表を突かれたのは何箇所かあって、まずは


■1 火を放ったのは、台所のじじい(裏切り者)


なのは、読めませんでした。ここは歴史的史実どおり、秀頼さまの蹴り殺しシーンが見たかった(笑)



■2 大助の最期より、三十郎と作兵衛を丁寧に


も、読めませんでした!やっぱり、序盤からの長いつきあいだからね~。高梨内記も最期までよかった!



 他にもいろいろあったけど、まあそれはそれとして。




~~~~~~~~~~~




 さて、今回の最終回。みんなが泣くのは予想されていたので、三谷さん的には



「そう簡単に泣かせてたまるか」



みたいな生来のコント屋魂が炸裂していたように思います。


 というわけで、ワタクシが個人的に見所としたのは



「絶対に泣いてはいけない真田丸24時!」 


のコーナーでございました!では、最後だけど行ってみよ!






<その1> 「絶対に泣いてはいけない真田軍団」

 ええ、ええ。赤備えの真田勢が、みんな芸人。のっけから芸人軍団。


 ・・・勝てるか!!!

 ・・・泣けるか!!!





 <その2> 「絶対に泣いてはいけない 家康、樹木に化ける」

 ジュモクさんですよ。さすがはNHK。そりゃ、オフロスキーだって出てるもの! ここらで視聴者の泣く気をそぎ落としておいて、クライマックスへ向かわせるところが、えぐいです。





 <その3> 「絶対に泣いてはいけない 幸村死すけど、脳裏にパタリロ」


  ああ!せっかく堺雅人が自刃しようとしているのに!せっかく懐かしい人たちが出てきているのに!泣こうとしたら


 パタリロ

 が!パタリロがーーーーーー!!!!


 パタリロを見せ付けられながら、ホワイトアウトって!!!!!





<その4> 「絶対に泣いてはいけない どうでしょう大泉」 

 これは文句なしのラストシーンのはずです。信之が弟の死を感じ取るシーン。

 兄と弟の熱い絆を感じるいいシーンなんです。


 でも、でも!


 堺雅人の顔で泣けるなんぞ甘い!大泉の顔を見ながら泣けってこと?!
 
 
 日本の映画・テレビ史上、大泉で泣くなんてなかなかありえないことですよ!全国のみなさん。


 三谷さんにしてやられているのかもしれません!



~~~~~~~~~~


 まあ、そんなこんなで1年間の感動巨編もおしまいになりました。


 そして、私たちは、ここで一つ日本の歴史の真実を知ってしまったわけです。



 豊臣を滅ぼしたのって、結局



 大蔵卿と大野のバカ親子のせい?



 大野母子のバカーーーーーーーっ!!!!





2016年12月17日土曜日

【NHK大河連動 ”明日の『真田丸』”50】 第50回「真実」 ~放映前の大妄想ファン感謝祭!裏真田丸はこれだっ!SP~



 いよいよ、明日になりました。

 1年という長い間、私たちを笑いと涙の渦に巻き込んだNHK大河ドラマ「真田丸」は、近年稀に見る大傑作であったことは誰もが認めることでしょう。


 脚本に当たられた三谷様をはじめ、出演者のみなさま(ああ!ここであえての主役の堺さんだけでなく、このドラマに出られたすべての人が同等に素晴らしい演技であったと大喝采を送るところであります!)のご尽力に、心から御礼申し上げます。



 で・・・。


 で・・・!



 大変遺憾なことながら、あってはならぬことながら、明日の放映をもって我らが真田信繁は、恐らく死んでしまうのでしょうが、それはそれとして、大真田丸ファンのわたくしとしては、ここであえての



 もう一つの未来!


に目を向けたいわけで。



 ああ!それは史実とは違うかもしれません。あるいは明日のお話とは全く違うかもしれません。

でも、でもここで放映前に、まだ未来が確定する前に書いておきたい物語があるのです。



 パラレルワールドかもしれないし、妄想かもしれないし、間違っているかもしれない。



でも、あえて書いてしまう不遜をお許しくださいませ!ああ三谷大先生!リスペクト故のこの裏物語を、どうか見逃してやってください。


 というわけで、今回は、明日の本放送を完全に無視した、裏真田丸の最終回、あえての2字タイトルで


第50回『真実』


をお送りします。





==========





 慶長20年5月7日、豊臣方は最後の決戦として、大阪城を出て南方に布陣、幸村は茶臼山に陣を置いた。


 後藤又兵衛亡き後、先陣を切って飛び出したのは毛利勢であった。これをきっかけに合戦が始まり、兵と兵とがぶつかり合い、火縄銃の銃撃が飛び交う大合戦となる。

 毛利勢は、徳川先方の本多勢を蹴散らし、その後に続いた家康方の軍勢を大混乱に陥れる。


 その間隙をついて、幸村率いる真田隊は、
 
「狙うは家康の首のみ!」


と手薄になった徳川勢本陣へと猛然と進み始めた。


 幸村は、利休が隠していた短筒を懐に忍ばせつつ、赤備えの騎馬武者姿に六文銭の旗印を翻しながら駆ける。


 毛利勢に苦戦する徳川勢の中には、佐助の姿があった。

 「浅野殿、寝返り!」

の声が、武将たちの中に響き渡ると、ざわめきと混乱が一層大きくなり、あるいは身を反転させて逆方向へ走り出す者も現れ始めた。


 家康本陣には、危急を告げる兵の姿が倒れるように走りこんでくる。


「豊臣勢!すぐそこまで来ております!」


「なに!それはまことか!」


 慌てて立ち上がり、「馬を!」と敗走の準備をしようとする家康たちに、真っ赤な装束の真田隊の一派が、なだれ込んでくる。


 応戦する徳川勢、逃げようとする家康、側近たちに囲まれながら、本陣を捨てて走り出そうとする家康の目には、彼方から一直線にこちらへ向かってくる騎馬武者の姿が映った。


「真田・・・・」

「大御所さま!早う!」


 しかし、家康は身動きすらできない。二人の目がしっかりと合った。


 幸村は馬上から短筒を抜き、真正面から狙いを定める。


 次の瞬間、乾いた銃声とともに、家康のほほから一筋の血が流れた。


「大御所様っ!!!」


 我に返った家康は、慌てて馬に乗り走りはじめた。


 大混乱で取り囲む雑兵たち。


 「逃がさぬっ」


 幸村は小さくつぶやき、追撃しようとしたが、まだ距離がある。走る家康、追う幸村。しかし、軍勢の混乱に阻まれ、遅れを取った。



「もはやこれまでかっ」


 家康の眉間にいっそう深い皺が刻まれる。滴る汗が止まらない。頬をかすめた銃弾の跡が、じくじくと傷みはじめた。


「いっそ、腹を・・・」


「なりませぬ!」


 側近達が、こちらも必死の思いで家康を止める。真田の猛攻はまだ続いている。


「とにかく、早う!」


とせかされるように、家康を乗せた馬は、今は一歩でも遠くへと駆け抜けるのであった。


 本陣では、家康の馬印が倒れ、無残にも踏み荒らされていた。






  猪突猛進で突き進んだ真田勢であったが、次々に押し寄せる徳川方の軍勢に、1人、また1人と命を落としてゆく。追う者であった幸村がいつしか追われる者となるのに時間はかからなかった。


 振り返ると、大阪城の方面から火の手が上がるのが見えた。


「無念ながら、ここまでか・・・・」





  一方、秀頼の出陣を促そうと大阪城へ戻った大野と、合流した大助の前には、それを制止する茶々の姿があった。

「なりませぬ。絶対になりませぬ!」

「しかし、ここで右大臣さまのご出馬とあれば、必ずや士気も上がり、勝利すること疑いなしと!」

心からの懇願をする大野に、それでも茶々は許可を出そうとしない。


 そこへ、きりをはじめ側近が駆け込んで来た。


「火が!火の手が上がりました!」

「なに!」

立ち上がる大野。

すぐに付近からかすかな煙らしき臭いが立ちこめはじめた。

 
「徳川方への裏切り者が、火を!」


きりが報告すると、「すぐに消せ!」と怒号がとんだ。






 同じ頃、当初こそ、徳川軍を大混乱に陥れた毛利勢であったが、徐々に押し戻されているのを感じ始めていた。

「くそっ!一旦引け!立て直すぞ!」

と叫びながら、毛利隊は大阪城方面へと戻り始める。





 城内を出て、高みから城下の様子を確認する秀頼たち。

 出火の混乱の中、毛利の帰城の報告を受けた大野は、


「真田殿は!」


と毛利に尋ねるが、首を横に振る。「俺にもわからん。家康の陣まで切り込んでいってからその後は・・・。明石たちともはぐれた。無事だと願うばかりだ。」


 大野治長の表情が一層けわしくなり、唇を噛んだ。


 「捕らえました!」

 その時、内通した武将を捉えた大野の家臣達が、なだれ込んできた。


「もはやこれまで、降伏いたしましょう!」


火を放った張本人が、秀頼に直訴する。ところが、


「命を賭して戦っている者がいるというのに!」


温厚な秀頼の目に憤怒の色が浮かんだ。次の瞬間、秀頼は裏切り者の頭を思いっきり蹴倒した。

 
そのまま、ゴロゴロと転げ、城壁から転落する。


「右大臣様!」

制した大野は、秀頼の目から涙が溢れるのを見た。大野は、覚悟を決めた。


「大助殿、話がある。そなたを真田左衛門佐殿の嫡男と見込んでの頼みである」


 大助は、はっと顔を上げた。






 徳川勢の追撃を逃れ、しばしの休息を取っていた幸村勢の回りに、ざざっと気配が動いたのは、ちょうどその頃だった。


「囲まれたか・・・」


 もの怖じせずに、悠然と立ち上がる。


 すぐに騒然となる真田隊。


「我ら、越前松平家中の者!真田殿とお見受けいたす!」


敵方の武将から声がかかった。


 いかにも・・・・、と幸村が答えようとした瞬間、口をふさがれ押し倒された。


「なっ・・・」


見ると赤備え甲冑姿の佐助であった。


「ここは我らにお任せを、お行き下さい。一刻も早く城へ!」


「し、しかし・・・」


「村の者をつけております。秀頼公のご命令です。しげみから抜ける道がございます」


指し示す方向に、無理やり押し込まれるように突き飛ばされた。


 佐助は、


「ごめん!」


と幸村の兜を奪った。


 「いかにも、我こそは真田左衛門佐幸村である! 松平殿なら相手に不足はない!いざ出会い召され!!」


さっそうと騎馬に乗り、佐助は突進していった。


 その胸を、一発の銃弾が射抜く。走り去りつつあった幸村の耳に、その音が突き刺さったのは言うまでもない。




 火の手が既に大きくなっていた大阪城には、茶々たちの姿があった。


「わたしは、ここに残ります」


「お上さま!そんなこと言わないで!ほら、はやく!」


きりが取りすがって説得しているが、茶々は頑として譲ろうとしなかった。



「かくなる上は、右大臣殿に生き延びていただくのが勤め、ぜひとも彼らとともに!島津殿には、話がついておりますゆえ」


大野も平身低頭して言うが、茶々の目には信念のようなものがあった。


 そして、傍らの大助の手をとった。


「大助殿、そなたのお父上に伝えてください。・・・秀頼を頼みますと。それから・・・」


その後は、 何も言わず、そっと大助の手を自分の頬に寄せ、にっこりと笑った。


 猛々しく炎を上げた柱が、また一本倒れる。


 茶々は、悠然とその炎の中へと消えていった。



「母上えええええ!!!」


 追おうとする秀頼を押し留めながら、大野が言う。


「大助殿、きり殿・・・お頼み申す」


「承知仕りました」


「行きますよ!右大臣様!」


「早く!後のことは、・・・お任せください」

毛利が、秀頼に一礼し、大助の肩を叩いた。

「親父はきっと生きている。・・・俺より先に死ぬはずがないだろう」

にやっと笑い、 大野に向き直った。

「さあ、最後の大仕事だ!」


後ろ髪を引かれながら、 涙まみれの秀頼をせかすように、大助ときりは走り出した。






 大阪城の天守が燃えていた。難攻不落、天下一の名城と言われた大坂城は落ちた。それをにらみつけながら、息も絶え絶えに座り込んでいる老人がいた。


「わしは勝ったのか・・・。これで、これで良かったのか・・・」






 それから、いくばくかの時が過ぎた。

 里には秋の気配が感じられる頃。とある田舎の村の小さな家の縁側に、寄り添うように座る二人の姿があった。


 「すべてが、夢幻のようです。昔も・・・今もそう」

 「・・・私もだ」




 村のこどもたちの手まり歌が、どこからともなく聴こえてくる。


♪花のようなる秀頼様を、鬼のようなる真田が連れて、退きも退いたよ鹿児島へ♪





 大坂夏の陣は、淀君と豊臣秀頼の自害をもって終わった。真田信繁は、越前松平家中、西尾宗次によって討ち取られた。

 享年49歳。



~ 完 ~





 















 

 









2016年12月11日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”49】 帰ってきたアンジャッシュと死亡フラグ!そして、きり、ついに信繁に抱かれるの段




 もはや、あと2回。そして信繁には死しか残されていないというNHK大河ドラマ真田丸ですが、こちらもあと2回しか書くことができない


 早丸レビューのお時間


でございます。



 残りわずかな時間しか残されていないため、脚本には「これでもか!」と名場面が詰め込まれておりますが、今日はその内容を逐次解説してしまうと、野暮になってしまうような気がします。



 というわけで、涙腺に関係のないところでちょこっとだけ覗き見した後は、今日の出演者の



名言集



でまとめてみたいと思います。



 涙腺がまだ我慢してくれる今日の見所は2箇所!







<その1>は、「2回目のアンジャッシュはまさかの逆セリフ」のコーナー!

 以前に真田丸では「まるでアンジャッシュのコント」みたいなネタをやってましたが、


(★前回は第7回でした。懐かしい!

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”7】 小諸なる古城のほとりでアンジャッシュのコント侍!

http://53kiri-yokoo.blogspot.jp/2016/02/nhk7.html)



ここであえての


 児嶋本人登場!(笑)


です。でも見所はそこじゃないぞ~!アンジャッシュのネタといえば、人間関係の逆転劇がお決まりのパターンですが、



 そこでそのセリフか!!!



という驚きのにやりが待ってます。見逃すな!





 <その2>は、後藤又兵衛先生による、死亡フラグについての詳しい解説講座のコーナー


 巷でよく聞く「死亡フラグ」という言葉。わかったようでわからずになんとなく頷いているそこのあなたのために


「死亡フラグとは何か」


について、あの後藤又兵衛大先生が詳しく説明してくれます。そういうことしちゃ、死亡フラグだからだめだぞ!

 ていうか、又兵衛先生がまさかレクチャーしてくれるなんて!もはやレクチャーそのものが死亡フラグな神回です(笑)





~~~~~~~~~~



 さあ、ではここからは、まだ見ていない人は気分を盛り上げるために!見てしまった後の人は、回想シーンとして泣ける



 今日の名セリフ祭り!


で締めていきたいと思います。存分にかみしめてください!




『・・・大願成就のお守りです』  こう (長野里美)



『・・・浪人は嫌いじゃ!!!』  大蔵卿 (峯村リエ)



『・・・いずれは皆もこの男の横に並ぶのですか』  茶々 (竹内結子)



『・・・源次郎は死ぬつもりなのです』  兄・真田信之 (大泉洋)



『兄上と酒を酌み交わしとうございます!!!』 弟・真田信繁 (堺雅人)



『・・・生きたいようにいきればよい』 叔父・真田信尹 (栗原英雄)



『・・・お心内にやましさがあるからでは』 上杉景勝 (遠藤憲一)



『・・・もうよい、弾は尽きた』 伊達政宗 (長谷川朝晴)



『・・・旦那さまのこと何卒よしなに頼みます』  大谷刑部娘 (松岡茉優



『・・・遅い。・・・・せめて十年前に』   きり (長澤まさみ)







キ、キスされながら喋るやつがあるかーーーーーーーー!!!!!


 そう叫びながら、号泣した記事主でありました。(泣き笑い)




そして今日一番の名セリフは!



『・・・(信繁の傍に)最も長くいたのは、彼女だと言う。』 ナレーション (有働由美子)



  また号泣。 








2016年12月4日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”48】 家康が刺され!大野が殴られ!きりちゃんが抱かれる!バイオレンス&ラブな真田丸もあと3回!



 まいどおなじみNHK大河ドラマ「真田丸」早丸レビューのお時間でございます。


 本日48回で、今日を含めてあと3回!なわけですが、



 ソフトランディング



は、無さそうな今日この頃、最後の最後まで波乱含みの真田丸でございます。



 で、ここ数話は、「予告編でぶちこんで、ハートをぎゅっと掴み、翌週の本編でさらっと流す」という



ある意味あくどい(笑)



構成を仕込んできている真田丸ですが、今日ももちろん、予告編まで見逃せません。



ええ。



ええ。



きりちゃんが抱かれてます!!!あの男に!!!!




・・・・まあ、せめて最終回までには源次郎ときりはくっついてほしいと思いますが、




全50回、1年間もかけて「きりと源次郎がくっつくかどうか」がテーマだった




とすれば、すごいドラマです!!!え?そこは違う?!



 いいか!源次郎!そんなことをしているから長澤まさみは手に入っても



 新垣結衣を秀忠に取られるのだーーーっっっ!!!
(by リーガル・ハイ)


 ・・・はあ、はあ、はあ。取り乱しました(^^;





~~~~~~~~~~





 というわけで、先週の予告編で


「家康、あらやだ死んでる」


という家政婦は見たもびっくりな映像がながれたわけですが、安心してください!影武者です。



 まあ、そのおかげで、きりちゃんがらみの「佐助の伏線」がばっちり回収されたわけですが(笑)




 伏線回収でいえば、織田有楽斎の裏切りも、



そうきたか!



というかっこいい流れで回収されちゃいます。


 もちろん、有楽斎が、途中で大阪城を去るのは事実なので、うまくまとめたな~という感じ。





~~~~~~~~~~




 逆に、いろいろと展開が予想外だった箇所がいくつかあったので、今日はそこらへんをピックアップしましょう!




<今日の予想外その1> 畑に隠された伏線はコレ?!

  大阪に来てから、作兵衛がずっと畑をつくっていたのが単なる「兵農分離前の侍の姿」を現しているだけかと思っていたら


 まさかの仕込み


だったことが判明!


 ええ!作兵衛の畑から、あ、あんなものが出てくるなんて!馬並みで、太くて、堅くて、黒いものです。いやん。







<今日の予想外その2> まさかの暴行事件であらぬ方向へ

  今日のタイトルは「引鉄(ひきがね)」でしたが、まさか彼がボコボコにされてしまうとは!


 そんな風に事態は、思わぬ方向へ進んでいくのね!と、さすがの幸村も


「アンダーコントロール」


できない状況へと変わってしまいます。


 これまで暴発するんだったら、又兵衛とかその辺だと思わせておいての、予想外です。


 あ、ちなみに秀頼の本当のパパの可能性が一番高いのは、ボコボコにされたあの人だそうですよ。





<今日の予想外その3> 幸村の戦術を指南したのは、高木刑事


  まあ!コナン君もびっくりのこの展開。家康側の高木刑事こと小山田茂誠が、ひょんな話の流れから幸村にいろいろとヒントを与えてしまうというストーリー。


 史実としても、敵味方に分かれても手紙を出し合っていたようなので、これも何かの伏線なのかもしれません。


 リアルな信繁が最後に出した手紙も、小山田さんへの一通だったそうですから、いいシーンとなりました。





<今日の予想外その4> ぎゅっ!・・・ああん! 


 せっかく一緒になれても、来週死んでしまうやないけーーーーーー!!!!


 可哀相なきりちゃん。



 




2016年11月27日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”47】 きりちゃん、パンツ見えそうです!の段



 毎度おなじみNHK大河ドラマ「真田丸」の早丸レビューのコーナーですが、



 今日も、やたらめったら詰め込まれております!!!



 まず、最初に宣言しておきますが、今回も「次回予告にぶちこんで」きてますので、最後の最後まで必見ですよ!!!



 い、家康が、あ、あんなことに!!!!マジすか?!



な展開がチラ見せです。







 チラ見せといえば、今日はなんと


 きりちゃんのパンツが見えそうで、ドキドキする


という衝撃のシーンが待ってます。お楽しみに!


 長澤まさみの美脚ファンクラブの人も、見逃せません。




~~~~~~~~~~~



 さて、話を真面目に戻しましょう(苦笑)




 前回もネタにした、茶々が源次郎に抱きついての、


「茶々を叱ってください・・・あれほど和睦はしないと言っておきながら


シーンで、和睦が確定的になってしまいます。




 この歴史的にも有名な、大阪冬の陣の後始末の講和ですが、


 女狸(めだぬき) 斎藤由貴(命名・きりちゃん)


の策略により、堀が埋められ真田丸が崩されることに!しかし、そこに至るまでにあんなことやこんなことが隠れているので、見逃せません。




 元スケバンに対抗するのは、元宝塚な画伯なのですが、 大野治長の


 おかん


のせいで、変な方向へ話が進んでしまいます。





 城内の牢人たちも、講和によって心も身体もバラバラになりかけるのですが、


 弱小チームもの映画の王道


みたいな展開で、幸村の下に結束しちゃうからたいしたものです(^^



 合言葉は



「望みを捨てぬものだけに道は開ける」



ですよ!




~~~~~~~~~~




 
 さて、そんな主軸の話の陰で、あいかわらず小ネタがぶちこまれているので、休む暇もありません。



 完全に大阪城とは無関係の大泉には、



膝枕200文



なる災厄が降りかかり、



 きりちゃんは足がつりまくり、転げまくり、叫びまくります。





 とまあ、今回は「女たちの戦国絵巻」となったわけですが、今日の女子達の名セリフ集、いってみよ!



吉田洋   「・・・・はい ・・・・・はい(怒)」



長野里見 「このおんなーーーーー!!!!(怒)」



大蔵卿   「参りましょう!!!!!」



きり     「あしがつりました!!!!!」



 うーん、これだけ見るとなんのドラマかさっぱりわからん(笑)




2016年11月20日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”46】 こんなあたしを叱ってください(はあと)の段。



 さて、今週もやってきましたNHK大河ドラマ「真田丸」の早丸レビューのお時間です。



 真田丸での勝利の後、それぞれの軍での



 ドキッ!おっさんだらけの調略祭り!!


 の様相を呈している前半です。





 家康は、真田一族の凄腕スパイことおじ上、真田信尹(のぶただ)」を使って源次郎を寝返らせようとしますが、果てさてどうなることやら!


 一方、大阪城側では、織田有楽斎が、「講和」に話をまとめるよう暗躍します。


 
 講和か、それとも戦闘継続か!に揺れる大阪城と秀頼。


  今度は、われらが「女たらし堺幸村」が、茶々を篭絡すべく直接交渉!



 その頃、家康は片桐”源さん(だからそれは新撰組だってば、懐かしいけど)”且元をたらしこんでいる、みたいな~。




~~~~~~~~~~



 そんな表もあれば裏もある、なんでもありの両軍ですが、今日も見所満載なので、いってみよ!!





 <今日の見所 その1> 大泉、ミスターにサイコロじゃなくてアレを投げられる。


 いよっ!まってましたミスター信濃国衆こと出浦さまがまさかの登場です。先週の「次回のあらすじ」で映ってましたので期待大な復活でしたが、


 身体はまだ万全ではない

 
模様。 でも、忍びのワザは健在で、大泉にあんなものを投げつけます。


♪ 何が出るかな、何が出るかな、それはサイコロまかせよ ♪
(by 水曜どうでしょう)






<今日の見所 その2> あの人は死にたがっているの。


  一度だけの登場かと思いきや、またまた画伯登場!!

 死に場所を求めてさまようメンヘラ女の真実を明かしてしまいます。


 死刑になりそうな小雪(リーガル・ハイより)とか、闇の深い女性に翻弄される堺源次郎は、このあたりから自分もメンタルをやられていきます。


 顔つきがおかしくなる源次郎の死んだ目は必見。







<今日の見所 その3> メンタリスト茶々と”愛の流刑地”。


 ・・・メンタリストの言葉の使い方間違ってますよ~。

 でも、まあ、メンヘラ茶々から、まさかの告白


源次郎の心は、さらにズダボロにされてゆきますが・・・。


 告白は、ドラマの中盤ですが、今週も最後の一瞬まで見逃せませんよ!


 次回予告で流れる



ああんっ。 茶々を叱ってください(ぎゅっ) 



みたいなのが、気になって夜も寝られません。







2016年11月13日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”45】いよいよ決戦!・・・なのに小ネタ満載の「完封」の巻!


 前回も野暮用で更新できませんでしたが、いよいよ真田丸での合戦です!


 前回はオープニングをエンディングにぶちこんで来たり、あいかわらずの三谷マジックが炸裂しておりましたが、話そのものは



 上層部と現場でグダグダやってる



だけで、 出丸の築城をめぐって二転三転。おいおい、いいかげんにせえよどっちやねん!


と幸村の気持ちになりながらもやもやしておりました。








 しかし、今回はいよいよ合戦が始まります。ところが、ただ単に戦のシーンを描くだけで終わらないのが三谷脚本!


  この期に及んでぶち込まれる小ネタの数々!!!では、今日も早丸レビューいってみましょう!








<今日のおしながき 小ネタその1>


メンヘラ松岡まゆちゃんと、きりちゃんと・・・・そこへまさかのあの人が!


強烈3ショット女の情念の段。


 なかなかの絵面です。ひさしぶりに「きりちゃん」が出てきたと思ったら、そんなツッコミ?!



 きっと、彼女は源次郎のことが好きだったんですね。最初から。






<今日のおしながき 小ネタその2>

 大河内に番宣をぶちこんでくるのは真田丸だけ!



 次の大河は「おんな城主直虎」だよ!の段。


 ええ!まさかの番宣ですよ!そんな脚本ありですか?


 真田丸から遠方に見えるもう一つの赤備えは「井伊家」!!!



「あちらにもここに至るまでの物語がある」


「見てみたいものですな」



えええーーーっ!繋いできたー!!!!









<今日のおしながき 小ネタその3>

 特別サービスで茶々とあの娘のコスプレ姿が挿入されている今回!


 ええ、甲冑コスプレです(笑)



 実用性というより、完全にコスプレとしての意味しかなかった甲冑姿、


もしかして


もしかして


柴咲コウに負けないように?!(笑)







<今日のおしながき 小ネタその4>


  来週の予告まで見逃せない!あの人が元気に映ってます!そう!お忘れかもしれませんが、信濃時代の中心人物だったあの人が!


 来週が楽しみですね!!!





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 さて、小ネタばかり注目してきましたが、


「大泉兄の苦悩」

とか


「又兵衛、撃たれてるのに認めない」

とか

「遠藤さんの涙、直江兼次の想い」

とか


スナイパー ゴルゴ勝永


とか、さらなる見所満載です!!!!一瞬たりとも瞬き禁止!

2016年11月12日土曜日

九州横尾氏のルーツ!ついに判明?! 〜佐賀横尾氏のルーツか?!謎は熊本にあり!〜

 九州、特に佐賀県近辺に「横尾」姓が多いことは既にこのブログで何度も述べたとおりだが、佐賀の横尾氏に直接繋がるかどうかはともかく、



 九州の横尾さん



のルーツの確信に近いのではないか?という情報が明らかになってきたので、今日はそのあたりをまとめてみたい。



 というのも、ちょっと九州に関係ある別の氏族を探していて、


「ん?こんなところに横尾の陰が!」


というお話が見つかったのである。



 その探していた別の氏族というのは、「日子」系氏族である。


 ”日子”というのはその名の通り「日(つまり、アマテラスを始めとした天孫)の子」という意味で、皇室の子孫、みたいな意味合いの古いスタイルである。


 ちょっとややこしいのは、この「日子」系氏族は、そのまま九州と関係があるというよりは、「岡山吉備」地方との関係があったりして、じっくり読み解かなくてはいけないのだが、簡単にまとめると以下のようになる。



(参考文献:日本の苗字7000傑さん
http://www.myj7000.jp-biz.net/clan/01/012/01235.htm

古樹紀之房間さん
http://wwr2.ucom.ne.jp/hetoyc15/keijiban/hinago1.htm






■ まず、第7代孝霊天皇の子である吉備津彦という人物がいる。

Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%82%99%E6%B4%A5%E5%BD%A6%E5%91%BD

■ このキビツヒコが、岡山方面吉備の吉備氏族の祖となったり、吉備津神社に祭られたり、桃太郎がキビ団子をもってゆく話の元ネタになったりする。

■ その子が葦北国造に任命されたことで、葦北郡(熊本)地方に根付く。つまり、九州入り。

■ 葦北国造一族から日奉部、日奉直、日奉宿禰などの日奉系苗字が生まれる。

■ その日奉氏から肥後国益城郡に拠点を持ったのが横尾氏。

■ そして、蒙古襲来絵詞で有名な竹崎季長の「竹崎氏」も、ついでに近くにいる「合志氏」も、横尾同族だと言うわけである。




 もちろん、竹崎氏のルーツも定まっておらず、菊池系だの阿蘇大宮司系だの言われているが、特に阿蘇大宮司だとすれば古代系氏族は社家(神社の神主の家柄)になることも多いので、意外といい線いっている可能性もある。

 (肥後に竹崎城がある。竹崎氏の拠点か)


 もちろん、合志は、いまでも合志市がちゃんとあるし(熊本市のとなり)、私が追いかけていた日子系氏族は玉名郡にもいるので、



 肥後からじわじわと筑後・肥前方面にかけて吉備津末流がいる!!!



のは、疑いないところではある。



 これらの吉備津系横尾氏が、なんらかの事情で佐賀で花開いたことは充分に考えられる、というわけである。



 〜〜〜〜〜〜〜〜


 しかし、豊後には清原氏系の横尾もおり、



 大分県の横尾姓情報
http://53kiri-yokoo.blogspot.jp/2015/06/blog-post_61.html 



このあたりとエリアがリンクしてくるのがちょっと気になる。熊本系と大分系がスパっっと別れるものなのか、それとも何らかの事情で話が混じってくるのか・・・。



 まだまだ謎は深まるのであった!!






2016年10月30日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”43】♪篭城気分でCHA-CHA-CHA-CHA♪の巻



 毎度おなじみ早丸レビューの時間でございます。


 今日のNHK大河ドラマ「真田丸」は第44回「軍議」 2回ほど著者出張のためブログ書いておりませんでしたが残りも少ないので頑張って書いております(^^



 さて、結論から言って、あれほど堺幸村が


「伏見・二条・近江」


高速回転三所攻め(by古美門研介)


で攻めようと主張するのに、それを認めないのは、


CHA-CHA


でございます。


 このあと、ドラマでも描かれるのかもしれませんが、大阪の夏の陣(二回目)の方で、砲撃の音にビビッて講和を飲んだのも茶々(淀君)だとされていますので、すべては



 ♪茶々の気分CHA-CHA♪


だったのかもしれません。


 今日の物語のテーマは


 「現場の人間と、現場を知らないお偉いさん」


の思考の違いが根幹となっておりましたが、ドラマを見ながら


「うちの会社もそうだよね~」


と自分の組織に置き換えながらみてしまった方も多いのでは?(苦笑)




 というわけで、今日の見所攻め!





<見所その1 スタートから数分だけど大泉兄、かっこいい>


 二人の息子を徳川方として出陣させる大泉兄ですが、源次郎幸村が大阪方につくことを知ってあることを画策します。


 それは・・・「真田同士がぶつからないようにする」こと。


 でも、その理由が泣けるのです。もう、うるうるきます!


 「敵陣に身内が入れば、源次郎が思いっきり戦えない」


という理由!弟に存分にやりたいようにやらせたい!という解釈で描かれる兄像がいいのです。






<見所その2 グレるさえちゃんが可愛すぎる ~源次郎ふて寝する~>


 なんと!真田丸全編を通してもほとんど見られなかった


「グレる左衛門佐」



が見られますよ!ふて寝です。ふて寝。可愛すぎる源次郎に注目です。


(その実は草刈パパ譲りの『ハッタリ?!』なのですが、その真意は本編をご覧アレ)






<見所その3 初登場のあの人は声が高すぎるわ!>

 日本の芸能界で「画伯」の名をほしいままにするのは、ジミー大西もしくはこの人しかいませんが、初登場です。


 戦国時代劇に似合わないキーの高さと美白で、まぶしすぎますが、キュートな配役です


千琴ひめか さん


え?誰?って?見ればわかりますよ。




~~~~~~~~~~~


 さて、後藤又兵衛ちゃんが今日も暴れ倒してますが、さすがに話の行きがかり上、黒田家のことに触れないわけにはいかないので


 基本黒田ディスな真田丸


ですが、ちゃんと会話に出てきます。



 その後藤又兵衛、実は姫路の北部に親族やその子孫が現代でもたくさん生きておられます。


 このあたりの話と又兵衛の人物像については


<話題>後藤又兵衛物語 ~又兵衛と大塚氏~

http://samurai-otsuka.blogspot.jp/2014/07/blog-post_9.html


に載ってるので、ご参考まで。






■ 最後に今日の名言



「負ける気がしない」



彼にこそ似合うセリフです!




2016年10月9日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”40】 真田幸村誕生!大阪城入りを決意させたのはやっぱり・・・。


 毎度おなじみNHK大河ドラマ真田丸の時間がやってきました。


 今週も基本的には信繁は九度山に蟄居させられているので、話の大半は伝聞で進んでゆくのですが、



「呼んだ?byオフロスキー」



で有名な明石全登とともに、信繁を説得したのはなんと



片桐”源さん”且元


でございました。


 
 話の前半は且元の語る「これまでのあらすじ」で進みますが、有名な”方広寺の鐘問題”において片桐がハメられてゆく様子が続きます。



 このあたりは、歴史物語でおなじみの展開。




~~~~~~~~~~



 さて、後半は、片桐や明石に大阪行を説得された信繁が、悶々としながら悩むシーンです。


 寝ずにまっててくれた「きりちゃん」の愛が深いのは言うまでもありませんが、信繁はいつもどおりに憎まれ口です。




 というわけで、今日の「きりちゃんの名セリフ・ベスト3」いってみましょう!!!





 <きりちゃん名言集 第3位>


『(あなたの手柄じゃなくて)後から会いにいった、なんとか官兵衛さんのお手柄でしょ?!」


 ・・・小田原北条氏の降参と開城の話ですね。ああ!やっぱり黒田官兵衛ちゃんがdisされてる!!!

 きりちゃんまで”なんとか官兵衛”呼ばわり!!!






<きりちゃん名言集 第2位>


『行きなさいよ!・・・あとはハッタリよ!』


 ・・・信繁の背中を押す一言。行きたいんでしょ、行きなさいよ!まではいいんですが、あとは「ハッタリ」でいけばいいそうです(笑)


 実は大軍を率いた経験のない信繁。おとんの後をくっついていただけ、という自信のない信繁に投げられたきりちゃんの愛のあるセリフです。





<きりちゃん名言集 第1位>


『あなたの幸せなんて聞いてない!そんなの関わりない!』


・・・えーっ?!心理学のアドラー先生みたいなこと言ってます!


 トラウマは存在しない!というアドラー先生。ついに信繁の幸せなんかどうでもいいと言い出したきり先生の迫力は圧巻です。






・・・・そんなきりちゃんに、返した信繁の言葉が秀逸。


『うっとおしいんだよ!お前は!』


ああ、いつも通りですね。今日こそはきりちゃん側室になれるかと思ってたんですが、またもやダメでした。


~~~~~~~~


 というわけでここからはNHK秋のファン感謝祭です。


 死んでいったみんなに、回想で逢えるのでおみのがしなく!



 さあ、次回からはいよいよ大阪城決戦編です。



「大博打の始まりやー!!!(草刈パパ)」




==========


 はい!というわけで今日はなんと「裏真田丸」がおまけでついてますよ!



 <裏真田丸 その1>


 今日のメインのお話。真田幸村の名前の由来ですが、息子にくじで引かせたところまではOKですよね?


 では、いーっぱい紙に単語を書いていた信繁ですが、



「どこに幸村の”村”があったのか?」



見つけられましたでしょうか?



 本編では一瞬しか映らないので、目を凝らしてよく探してくださいね。



 ・・・・答えは。


”九度山村”の村。



 えー!!!そこ?!その”村”?!




<裏真田丸 その2>


 本編終わって、次回のあらすじのコーナーの最後の一瞬



「謎のじじい」


が映ります!


誰なんだ?!この謎のじじいは!


(ヒント、このじじいの後ろに大助が映ってるので・・・えーーー?!)



 心してみてね!


2016年10月2日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”39】 渡る世間は真田丸 ~側室はフィリピーナ~


 毎度おなじみ、真田丸ざっと早読み予習コーナーがやってまいりました。


 今日は、最初に言っときますが、歴史的な事象は「あんまり起こらない」真田家の



 ホームドラマ



のような回でした。ゆるりとご覧下さい。



 歴史モノ・大河らしいシーンはなんとラスト数分の



「呼んだ?」byオフロスキー




だけ(笑)ですから、ほぼ全編ゆるいです(笑)



 いや、呼んでないのに勝手に来たんだけど!




~~~~~~~~~~


 さて、今日の真田丸の見所はこちら!





<今日の真田丸 その1> おかん、まさかのここでナレ死

  ええ、ええ。真田丸の間中、戦乱はあるわ、引越しは多いわ、人質生活はあるわ、息子はあんなことになるわ、と



 大変な目に合いまくりの信繁母、高畑薫さま



まさかのナレ死でございます。最後まで笑いを振りまいてくださったお母様は、若武者だったころの草刈パパを思い出しながらの死去でした。


 お疲れ様でした!






<今日の真田丸 その2>  「くそ面白くもない兄貴」 問題発言の主は・・・?


 ええっ!そういうキャラだったの?と最近話題のあの人は、


 ちょっときりちゃんのストーカー気質


はあるわ、


信之のことをボロカス言う


わ、ちょっと「いよいよ地が出てきた」感が否めません。何かの前フリなのかもしれませんね。

 さりげなく要チェックです。






<今日の真田丸 その3> メンヘラ嫁と和解?! きりちゃんの今日の名言3連発


  あいかわらずのメンヘラぶりの「春」ですが、今日も


 前から後ろから(はあと)


ブスッとやってます(苦笑)


 きりちゃんと信繁がいよいよ「腐れ縁ぶり」が増して近頃仲良しなので、嫉妬に狂っていましたが、なんと、別の女まで現れてえらいことになってます。


 ですが、物語後半では、なんとなーく「きりちゃんと和解」した模様。


 というわけで、今日のきりの名言を。




「もう菩薩の心ですよ」


「逃げる気かっ!」


「子供三人も作っといて」


 ・・・とくに、「子供3人」の話は二回も言いますからね。ショックなのですよ。本当は。かわいそうな、きりちゃん!!




<今日の真田丸 その4> 側室はフィリピーナ


  今日のゲストは、秀次の娘で「愛人」だった「たかちゃん」ですが、


 完全にルソン人


になってますので、 愛情表現もストレートです。


 おかげで真田家は真田紐を発明・・・という流れになり、結果として恩人になるわけですが、また愛人が現れた嫁の気持ちたるや!!というお話です。




~~~~~~~~~~


 というわけで、オフロスキー全登が現れるまではのんびりホームドラマだったのが、いよいよ次回ぐらいから最終章へと突入の模様。


 各メディアさんのリークでは、クライマックスシリーズは、雰囲気もがらりと変わるそうなので、楽しみですね!!!





 


2016年9月25日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”38】 昌幸逝く!真田父子が家康に最後まで歯向かった理由が明らかに。



 毎度おなじみNHK大河ドラマ真田丸のBS版を見て8時からの本編に備えるブログです。



 ああ!今日は涙なくては見られない



 真田パパ草刈昌幸


がいよいよ逝きます!!!


 わかっちゃいるけど、どうしようもない今日が、やってきてしまいました!!



 さて、九度山での蟄居生活を描く第38回でしたが、幽閉されているだけでドラマとしてどうなのかな?


と思っていたら大間違い!!!!



 すごいエピソードのオンパレードで、蟄居生活も苦にはなりません(笑)さすが三谷脚本。


 というわけで、今日の見所いってみよ!



~~~~~~~~~~





<今日の真田丸 その1>  メンタルヘルスが止まらない!!!

 ドラマスタートから、なにやら怪しげな三角関係が描かれますが、ええ、ええ、


「我らのきりちゃんが健気に頑張って」


いるのに、真田随一のメンタルの使い手、 春ちゃんが、止まりません。


松岡まゆちゃん、「あまちゃん」ではとってもいい子でしたが、「はるちゃん」ではめっちゃ悪い子です(笑)


今日のメンタル語録

『おうめさんに似ているからですか?』

『私、負ける気がしないから』

『(子供の名前を)おうめってつけようと思うんです』

 そして、極めつけは



ブスッ!ブスッ!ブスッ!攻撃!!!!


(何がブスブスされるのかは、本編をお楽しみに)






<今日の真田丸 その2> それぞれの老後。それぞれのその後。


 関が原以降のまとめでもある今回。いろんな人が老い、そしてまた育ちます。


 ■ 本多ライダー忠勝

  おじいちゃんになりました。猛将で負け知らずだった忠勝も、ふとしたことで引退を決意します。

 演技以前に武将そのものだった藤岡さん、お疲れさまでした!!!


 ■ 半蔵、お父さんにそっくりだね。

  あのバカ殿伊賀越えの功労者だった服部半蔵。できのいい息子は父親そっくりです(笑)。
 
 まさかの出番に浜谷さんもビックリしたのでは?!


 ■ 清正暗殺される。

  意外な見所は、最後まで「いい奴」だったあのセイショコたんが、暗殺されてしまう!という衝撃の結果。

  口もきけず、遺言なども残せずに発病して死んだという加藤清正。ほんとうに暗殺だったのかもしれません。


 あ、ちょっとだけ石田治部回想シーンあるよ。


 ■ 秀頼、イケメン半裸サービスカット。


  真田丸で脱がされる奴は非業の死を遂げるというジンクスがある(ないわ!)のですが、中川大志秀頼は、


 ワキ毛


モザイクなしです。あまりのイケメン振りに、家康が抹殺を決意したという納得の人選。大きくなりましたね。

 絶対父は小日向さんじゃないと思う件(笑)





 <今日の真田丸その3> 大トリ! 真田パパ死す!


 そして今日のメインです。草刈パパ昌幸、ついに最後の決戦をすることなく九度山で亡くなります。


 でも、彼は最後に私たちにとってもためになる話を残してくれました。


「ケンカ殺法とメリケンサックの使い方」


ああ!最後まで武将だった昌幸!合掌です。



 昌幸が死ぬ間際に死ぬセリフが、


「真田父子が家康に歯向かった理由」


の真意のように思います。


 これは戦国時代の意識を知らないものにはわかりにくいのですが、真田の主君であった


「武田氏こそが、清和源氏・河内源氏の正統な継承者である!」


という概念が、すべての根底に流れているのです。


 つまり、奇しくも今回家康が征夷大将軍になりましたが、将軍職に値する「鎌倉源氏」も「足利氏」も清和源氏の主流であったのに、徳川氏は本家筋ではないということなのです。


 さらに言えば、家康の得川(清和源氏新田)氏は偽装であり、国籍偽装である!(え?!)という意識が強かったことを念頭に置かねばなりません。


 だから、最後の昌幸のセリフは、


「お屋形様!」


なのです。


★”お屋形”とは、室町幕府における有力者の敬称で、甲斐武田氏はその家格がありました。

 徳川氏は残念ながら、(織田氏でさえも)新興勢力なので、その資格がないのです。




 ではパパの遺言を。



「軍勢をひとつの塊と思うな。ひとりひとりが思いを持っておる」


すべてのリーダーは肝に銘じようね!




2016年9月18日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”37】 来週はいよいよ真田パパの最期!次回予告が泣ける!



 いやあ~、次回予告を見るだけで泣いてしまう!


という意味では本編より予告が神回だった今日の真田丸第37回でした。


 いよいよ真田パパ正雄が、来週は無念の死を遂げてしまいます。 その映像を見ているだけで、うるうる来てしまう!



 と、その前に、今日のお話おはなし。


 第37回「信之」は、言って見れば関が原の後始末というか、伏線回収というか、全体としては大きな盛り上がりはなかったのですが、その分、




 小ネタとしての男達の挽歌




がたっぷりと披露された渋い回になりました。



 というわけで、8時からの本編の前に、今日の輝く男たちの概略を、さらりとまとめてしまいたいと思います。





【本気すぎる男 本多平八郎、】

 前半の中心は、やはりいつだって本気な本多忠勝。大泉兄の心意気に打たれ、一緒に真田父子の助命嘆願に奔走します。

 本多忠勝が、真田親子を助けるよう家康に嘆願したのは事実のようで、彼の力がなければ、旧真田領を信之が受け継ぐことも、父子が生き延びることもなかったと思われます。

 心が乱れると、本気で道場で真剣を振るという藤岡弘、ですからどちらがほんまもんの武士かわかりません。それくらいいつだって弘、はマジなんです。





【兄すぎる男 真田信之】

 これまでサイコロに、もとい真田パパに振り回されてきた信幸ですが、前回から打って変わって「兄として、家督を継ぐものとして自分の力で歩みはじめたお兄ちゃん。


 今日は一世一代の戦いとして、家康に父と兄の助命を願います。かっこいい!さすがお兄ちゃん。次世代の真田家を担う男として、立派になりました。


 改名シーンは、苦渋の決断をよく表していましたね。





【不死身すぎる男 出浦昌相】


 伏線回収です。 ここで出てくると思わなかったので、思わず喝采!病床にありますが、まだまだ諦めてはいません。


 不死身すぎる出浦さまは、後に兄信之の家臣として長く生きますので、早く元気になってほしいですね。





【イケズすぎる男 徳川家康】


 まあ!なんてねちっこい。 伊賀越えをして、ビビリまくっていた頃の家康の面影はもうありません。次の天下人として


「逆らうものは容赦しない」


いけずな男として、真田父子をいじめ抜きます。

 これも全部、本多正信の教育がいいからですね。





【病気すぎる男  大谷刑部】


 刑部さまの最期、ちゃんとみられます。藤原ノリカさん、熊切さん、全国の愛之助ファンの女性の方々、よかったですね!





【熱すぎる男 加藤清正】


 最初の登場シーンは、たしか「茶々に色目を使うおっさんを暗殺する」という恐ろしい役回りだったので、


 「なんというせいしょこさん像だ!」


とビックリしたのですが、 じわじわと実はいい奴だと明らかになる清正です。今回は信繁に、三成の最期を知らせる役で登場。






【半裸すぎる男  石田三成】

  劇中、脱ぎまくっていた石田山本治部ですが、いよいよ最期のシーンは



 ハゲまくって



 いました(はあと) 落ち武者あたまでの、処刑に全国の三成ファンが絶叫したことでしょう。斉藤さんだぞ。



==========




 さて、いよいよ来週は真田パパが、九度山で無念の死を遂げるようです。信濃に帰ることも、あとひと暴れすることもかなわず、そして信繁の大阪の陣へとつながるわけです。


 真田パパが死んだのは64歳、信繁も蟄居期間中は酒に溺れたり、白髪になり



 歯が抜けた



りしたようですが、オーマイガットトゥギャザーな日々は、どのように描かれるのでしょうか。


 こうご期待!!



 

 
 






2016年9月17日土曜日

【氏族】 飯尾姓・飯尾氏・飯尾さんのルーツ 苗字「飯尾」いいお

 横尾氏について調べるあまり、


「っていうか、そもそも”横尾の尾”って何なの?」


ということで、同じ『○尾』さんの苗字の成り立ちについて調べることにした。


 いくつか代表的苗字を調べてみないとわからないので、しばらくこのシリーズが続くと予想されるが、本来の横尾さん、横尾氏についてはあんまり関係ないと思われるのでスルーしていただいてかまわない。


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■ 【飯尾氏】 宇多源氏佐々木流より松下氏を経て飯尾氏。


■ 【飯尾氏】 三善氏または藤原氏より飯尾姓。三善流は矢野氏を経る。


■ 【飯尾氏】  平重盛流織田氏の分流に飯尾氏あり。家紋はおそらく木瓜。


■ 【飯尾氏】 村上源氏北畠氏を経て飯尾氏。





【氏族】 八尾姓・八尾氏・八尾さんのルーツ 苗字「八尾」やお

 横尾氏について調べるあまり、


「っていうか、そもそも”横尾の尾”って何なの?」


ということで、同じ『○尾』さんの苗字の成り立ちについて調べることにした。


 いくつか代表的苗字を調べてみないとわからないので、しばらくこのシリーズが続くと予想されるが、本来の横尾さん、横尾氏についてはあんまり関係ないと思われるのでスルーしていただいてかまわない。


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■ 【八尾氏】 橘氏より楠木氏嫡流の系統に八尾氏あり。清和源氏から来た八尾姓と合流か?


■ 【八尾氏】 源満仲から出た源賢より八尾氏、上記楠木流と合流。



 八尾姓については、あまり資料がない。

【氏族】 西尾姓・西尾氏・西尾さんのルーツ 苗字「西尾」にしお

 横尾氏について調べるあまり、


「っていうか、そもそも”横尾の尾”って何なの?」


ということで、同じ『○尾』さんの苗字の成り立ちについて調べることにした。


 いくつか代表的苗字を調べてみないとわからないので、しばらくこのシリーズが続くと予想されるが、本来の横尾さん、横尾氏についてはあんまり関係ないと思われるのでスルーしていただいてかまわない。


==========


■ 【西尾氏】 三河国幡豆郡西尾より起こる。清和源氏吉良氏。家紋は【西尾櫛松・松葉】


■ 【西尾氏】 近江国宇多源氏佐々木氏。家紋は【四つ目】


■ 【西尾氏】 橘姓薄氏より。源氏という説も。


■ 【西尾氏】 伊予橘氏より、楠(木)氏を経て西尾氏。


■ 【西尾氏】 桓武平氏、平清盛流より宗氏を経て西尾氏。




 この他、加賀藩や蜂須賀藩にも西尾姓が見られるという情報があるとのこと。





2016年9月11日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”36】 天下分け目の関が原より、真田父子の猿芝居

 




(三成さまが生きている間は、この旗印でいきます。佐吉っ)




 前回は休載しましたが、第36回「勝負」は、



 全然、勝負をせず



 勝敗



だけが決してしまったという面白い回になりました。


 まだ8時の本編がはじまっていませんが、結論からいいます。ネタバレ上等!



 関が原、ラスト数分であんなことになってしまいます!!!!



 えっーーーーー!!!!!




 みたいな。


(NHK、予算節約ですか?)



 さて、そんな天下分け目の大合戦をほぼスルーしておきながら、


 信繁と信幸の出来レースで、「簡単に戸石城を明け渡してしまう」という猿芝居やら、本気出して仕掛けた時には、秀忠は上田をほったらかしにして関が原に向かってしまうという肩透かしやら、



 ものものしく真田パパ陣頭指揮のもと、大合戦が起こりそうな雰囲気だけ醸して、



「ほぼ、予算削減(小競り合いシーンのみ)」


というNHKにやさしい回になりましたね。


 さすがは天下の三谷さまです。




 さて、そんな面白い36回でしたが、見所ももちろんあるので、いくつか紹介。





<今日のみどころ1>


 真田パパ、「よっしゃーーーー!!!!」






<今日のみどころ2>


 テーマ曲で盛り上げる合戦シーン。でも、実際はあまり実害なし
 ドラマ中に主題歌がかかるのはめずらしい。でも、後から考えると、それほど大層なシーンでもなかった?(笑)






<今日のみどころ3>

 今日の主役は、三十郎だよ。よかったね!

  高木刑事殺人事件もあるよ。




<今日のみどころ4>


 三成治部の乱髪甲冑姿。もしかして、陣中での姿は来週見られないかも?!




 来週、三成さまいよいよ打ち首ですか?!!!!









2016年8月28日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”34】 石田治部、涙の蟄居とメンヘラ娘 ~真田家の障子が太陽の季節?!~

 毎度おなじみ日曜日のお楽しみ、NHK大河ドラマ真田丸の時間がやって参りました。


 まだ、佐吉は死にませんよ~。


 まだもうちょっとねばりますよ~。



 というわけで、石田治部さまが処刑されるまで、応援の意味を込めて


「大一大万佐吉」


の旗印を掲げておくことにしましょう!






 さて、今日の真田丸。


 なぜか石田治部の「モテ自慢」からはじまったと思ったら、松岡茉優ちゃん(信繁嫁)のメンヘラぶりが明らかにされるという


 ぶっとんだ展開から物語は始まります。


  茉優ちゃんは障子を破くわ、山本治部は


 どや顔


だわ、今後の展開が読めません。



========


 さて、それはさておき、歴史上の事実である清正・正則らの


「石田三成襲撃事件」



ですが、 個人的にはやっぱり「黒田長政」くんが存在無視の刑なのが不満です(^^;

 
 これはもう確信犯で、「官兵衛ネタはスルーする」という闇の掟があると存じます。


 長政が出てこないのに、その家臣、後藤ゼブラーマン又兵衛が登場するという無茶ぶりです。

 ライダーやらゼブラーマンやら、マーベル大河ですな。



==========


 というわけで、「見逃してはいけない真田丸45分」のコーナーです!!







<見逃しちゃだめよ その1>

 きりちゃん、そろそろ愛の苦難を超え、一周回ってポジティブに。

 石田襲撃事件を察知したのは、なんと「きりちゃんの手柄」ということに。


今日の名セリフは源次郎への愛のある一言


「また一緒に乗り越えてゆきましょう!!」
「役に立ってる?はあと」





 <見逃しちゃだめよ その2>

  石田治部と新井清正の間に、何かがあります。


 これまでトリッキーなことを繰り返してきた三谷脚本ですが、あれだけ反発し合っていた「石田治部」と「加藤清正」の間に、秘密の何かが・・・・。


 今日の演出が、どんなネタ振りなのか。まだ明らかになっていませんが見逃せません!




 <見逃しちゃだめよ その3>

 新撰組の源さんこと片桐且元、一世一代の大啖呵!


  今回、家康が上杉成敗に当たって「せこい・こすい」ことを色々画策しますが、それは前回に石田治部がやろうとしたことのリフレインになっています。


 そんな家康に、「ガツン」と言ってやった源さん。よかった!!




==========

  さあ、我らが石田治部さまは、あと何回生き延びられるのでしょうか!!!!


 一日でも長いご武勇をお祈り申し上げます。







2016年8月26日金曜日

【12 】宮城県の横尾氏情報



 宮城県の横尾姓分布はおおむね60軒近くであり、一定の「横尾氏」が存在することがわかっている。

 ところで、横尾氏族で有名な人物を探すと、まっさきに


 横尾東作


なる人物が挙がる。


ウィキペディアより 横尾東作
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E5%B0%BE%E6%9D%B1%E4%BD%9C



国会図書館 リサーチナビ
https://rnavi.ndl.go.jp/kensei/entry/yokootousaku.php




 横尾東作は、なんと「東洋のコロンブス」とまで言われる探険家でもあり、(日本人としての)硫黄島の発見・領地化を成し遂げた。



 横尾東作の資料を探していると面白い記述に出会った。


 国立国会図書館蔵 「横尾東作翁伝」 
 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/925927



 これによると、宮城県における横尾氏のルーツは以下のようであるという。


”横尾氏は代々伊達家の家臣である”

”そのルーツは横尾掃部信清。奥州伊達郡横尾の豪族であった”

”その子歌之助信次は、不手際があって切腹を命じられた”

”横尾家は一度断絶したが、いろいろあって血統を変えて復活”

”東作はもと加藤氏から横尾に入っている家系である”


とのこと。



 残念ながら、その他の資料においてまだ「横尾掃部信清」については見つけていないが、たしかに伊達家臣に横尾氏がいたらしいことは


ウィキペディア 仙台藩家臣
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%99%E5%8F%B0%E8%97%A9%E5%AE%B6%E8%87%A3


の項からも伺える。


 現地での横尾氏の様子は、詳細が明らかではないが


みちのく悠々漂雲の記/宮城県
 http://mitinoku.biz/hist_walk/hist_miyagi/?p=3845


さんのサイトによると、横尾氏の拠点は「湯河原館」にあったらしいことがわかる。


 

【11】愛媛県の横尾姓情報



 四国の横尾姓の分布はそれほど多くないが、下調べをしていて特徴的なことがわかっている。


 徳島に十数軒の「横尾」姓が現在もあり、愛媛に30軒以上の「横尾姓」があるのに対して、「香川・高知はほぼゼロに近い」というのがその特徴。


 もしかしたら引越しなどで、ごくごく一部横尾さんが住んでおられるかもしれないが、氏族の分布で言えば、


あきらかに愛媛を高い山として分布している


ことは明確だと思われる。



 それもそのはず、愛媛には古くから「横尾氏」がいたらしい。



 まなべさんちのルーツ
 http://www2s.biglobe.ne.jp/~y_manabe/misima/matuo62.htm


 のサイトでは、「大西軍記」に横尾山城守なる人物が登場するさまが引用されている。



 おなじ人物について、


 武将net
 http://mononohu100.seesaa.net/article/51804747.html


 さんにはもうすこし詳しいデータが掲載されていた。


 それによると伊予国の横尾城にあった横尾山城守国信は、天正期に陥落したとある。


 横尾城はあまり大きい城ではなかったようだが、城郭放浪記さんのサイトを見れば位置関係がわかる。

 http://www.hb.pei.jp/shiro/iyo/?c=ehime-shikokuchuo


 http://www.hb.pei.jp/shiro/ehime/map/?c=shikokuchuo



 現在の四国中央市、土居地区付近が拠点らしい。



 「予陽河野家譜」では、天正13年の高尾城の攻防で、小早川氏にやられた現地の豪族として



入野城主横尾山城守 祐安



の名前を見ることができる。



 愛媛県の横尾氏のルーツとしては、この氏族の末裔がまず考えられると思う。


 


2016年8月21日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”33】 完膚なきまでに人望のない男、石田みつーなりー♪



 2週間のご無沙汰でしたが、毎度おなじみ「真田丸に愛のあるツッコみを入れるブログ」のお時間でございます。


 今日も、不穏な雰囲気の中にいろいろ詰め込まれていましたが、今日のテーマをまとめてしまうと、



 嫌われ者とは、俺のことだ!石田治部



以外にありません。


 ひどい!本当にひどいもので、完全に石田治部山本耕史の側に付く者がいない状況。


 これはきっと、たぶん、恐らく、



 堀北真希を独り占めにした罰



に違いありません!どっかーん!




 それは冗談にしても、


「こんな展開で、どうやって関が原の戦いにもっていくんだ?」


と心配になるほど、徹底的に味方がいない堀北の夫。


 しかし、さすがは天下一の名脚本家、三谷さまの腕前!あっと驚く最後の展開で「天下分け目の戦い」へと話を繋ぎます。



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 というわけで、8時からの本編を前に、今日の見所、ハイライトをおさらいしておきましょう!!





<今日の見所真田丸 その1>


 ほぼ初めてくらいの言及なのに、完全にDISられてる「黒田官兵衛ちゃんと仲間たち」


 今回の大河ドラマでは、基本的に存在無視の刑に処せられている「黒田官兵衛ちゃんとその一族」ではありますが、やっと真田パパの口から黒田の名前が出たと思ったら・・・。


(佐助に)無言で『ちょっと、そこの碁石をよこせ』的な扱い!!!!!


 えーーー?!ほんとに黒田が嫌われてる?みたいな~(笑)




<今日の見所真田丸 その2>


 視聴者のみなさんの気持ち、宇喜多秀家さまがズバッと語るわよ。


「どうにもイラッとさせる男だな」


ちゅどーん!!!





<今日の見所真田丸 その3>


 親子揃っていいところもってゆく真田父子を見逃すな!



 家康の屋敷では、名だたる大名たちが居並ぶ中で、いいとこもってゆくのはやはり真田パパ。


 ついでに、先日の殺し屋(実は出浦さま)を、石田治部のせいにしてしまうのはご愛嬌。



 逆に、石田側では、息子は息子で石田を止めるのに


「3倍返しだ!!!」


くらいの顔つきで叫ぶ真田雅人の姿が!



 いやあ、史実では現場で何していたかわからんような真田家の方々を、こんなにうまく絡ませるとは!




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 さて、演出的にはそんな話に注目したいところですが、家康と石田三成をとりまく


「理論的な位置づけ」


については、


■ 石田治部のセリフ


■ 大谷愛之介のセリフ


■ つい、ウケのいいことを言ってしまう上杉さまのセリフ


を聞き逃さないようにしてください。



 石田三成は三成で、「自分の理論が破綻している」ことを認めています。

 また、大谷刑部は、家康の屋敷にこそ行くものの、「豊臣家の家臣としての立場と家康への加勢」について、論理的破綻がないように「皆が納得するセリフ」を語ります。


 そして、今回ですでに完全に破綻していると思われた三成が、命を繋ぎ関が原へと向かうための「論理的意味づけ」については、上杉さまが毅然と論証してくれるわけです。



 そういう意味では、全体を通してもとても大事な回になりました(^^


2016年8月7日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”31】なななんと!終焉を迎えたのは、あの人だった!



 毎度おなじみ真田丸のお時間がやってまいりました。


 先週は作者急病のため休載しましたが、世間では「紙おむつ」で盛り上がっていたみたいで、放送を見てましたが全然気づきませんでした(笑)



 さて、2週間に渡って徐々に弱ってゆく小日向秀吉ですが、いよいよ今日、「終焉を迎えます。


 前回がじっくりと「弱る秀吉」のオンパレードであまり変化がなかったのに対して、



 今日はとんでもないことが次々に襲いかかります!覚悟して本編を見よ!



 というわけで、あんなことやこんなことをちらりと紹介!


 よい子は、真似しちゃいけませんよ!





<よい子はやってはいけない真田丸 その1>


  家康、斉藤由貴に焚き付けられて、遺言書き換えちゃう!

  石田治部、まけじと遺言書き換えちゃう!

 
 弁護士もびっくりの遺言詐欺合戦が繰り広げられる前半ですが、 どちらかといえばヘタレの家康に対して、嫁や本多正臣の悪いこと、悪いこと!



 石田☆山本治部も、今日は思わず名言をひとこと。


「眠くない!!!!」






<よい子はやってはいけない真田丸 その2>

 よい子のみんな!暗殺なんか絶対企てちゃだめだからね!


 というわけで、まさかの草刈パパが、また暗躍しようとします。


 やってはいけないのは、もちろん家康の暗殺。


 なんと!真田丸はじまって以来の屋敷内大チャンバラで、


 ライダーVSジュウオウジャー!


が繰り広げられるというサービス展開。



 しかし、大泉どうでしょうの活躍なのか失態なのかわかりませんが、結果としてあの人が終焉を迎えることに・・・・。


 また一人、真田丸からロスが生まれますね!







 <よい子はやってはいけない真田丸 その3>


最後は小ネタ集です。小ネタだからって、やっちゃだめですよ!



 ■ まさかの死亡フラグは「聖火」でした!小早川くん、消しちゃだめです。


 ■ きりちゃん、間接キッスはあっかーん!!!

 
 ■  秀頼、おもちゃはちゃんと元の場所にしまっておかないと!!!





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 一応物語的には、どうして信繁が家康側につかなかったのか、という前フリがちゃんとなされますので、見逃さないように!



 





2016年7月24日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”29】 女の情念・女の嫉妬の巻 まるで戦国バージョンの大奥?!なんてね

 毎度おなじみ日曜日のお楽しみNHK大河ドラマ「真田丸」のお時間です。


 さっそくですが、今日のテーマは「ドキッ!女だらけの嫉妬大会」でございまして、男女の情念を巡るエピソードのオンパレードでした(苦笑)



 というわけで、今回全体にちりばめられた「女の情念と女の嫉妬 ~まるで戦国版大奥~」のエピソードをツッコんでいきましょう!





<きりちゃんの巻>

 愛する堺源次郎信繁に「正室・松岡茉優」ができてしまった我らがきりちゃんですが、あろうことか、初対面の茉優ちゃんに


「どこへいってもうっとおしい”きりさんですね!」

と言われてしまいます(笑)

 しかし、茉優ちゃんは、亡くなったお梅ちゃん(黒木華)に似ている、という設定なので、きりちゃんもあまり悪い印象はなかったようす。

 「私とおうめちゃんのいいところを全て兼ね備えているわ!」

とあくまでもポジティブ。


 とりあえず、今のところこの二人の間には、バトルは無い模様・・・(^^;




<薫ママの巻>

  冒頭から実は貴族の娘でないことがバレはじめた真田兄弟の高畑”薫”ママですが、草刈パパ男が風俗に入り浸っていることに勘付き


「女でしょ!」


と嫉妬と激怒に狂います。


 詰問された出浦さまが、雲隠れの術!を使って消えるところが見所ですが、パパはのらりくらりと、吉野太夫の元へ・・・・


(この話は、どうやら次回にミステリーが起きる模様で、仕込みネタの可能性大)





 <おこうさん対YOYO’S吉田の巻>

  父は風俗通いで伏見城の普請をほったらかしており、重責を担った大泉源三郎はついつい


「おこう!」

と、昔の妻の下へ通います。

「ああん!(はあと)」

なおこうさんが見られるのも、今回の見所(笑) 。


 それを知ってる吉田洋も嫉妬のあまり、ついに・・・・!!!!あとは本編でお楽しみください。


 結果は、かなりめでたいことに(^^;;;





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 というわけで、今回のテーマは女の情念だったわけですが、話の大筋はだんだん衰弱し、何度もおなじことを言ってしまう秀吉とその周辺を描きながら進みます。


 おんなじ命令を家康に二回してしまう秀吉


という比較的軽いタッチで描かれた今回のシーンですが、 後に石田君が家康と対立することになる萌芽をきちんと描いています。



 ポイントはここ!


 最初の命令「これからのことは奉行たちに任せる」


 のちの命令「これからのことは大名たちに任せる(家康を要”かなめ”として)



 はい。ここテストに出ます~(うそ)


 慶長3年、死の床にあった秀吉は、

 徳川家康・前田利家・宇喜多秀家・上杉景勝・毛利輝元・小早川隆景

の六人を重視して、「五大老」としてリーダー的役割を担わせます。


 ☆なんで六人なのに五大老なのかは、ググればわかります。


 一方、 豊臣政権の内政を仕切っていたのは「五奉行」で、いわゆるドラマでは石田三成が象徴的に描かれていますが、

 浅野長政・前田玄以・石田三成・増田長盛・長束正家

の五人がそれに当たります。

 

 本来は、こうした全力体制で、秀吉亡き後の秀頼成人までの豊臣政権の維持に当たらせるつもりだったのですが、 このあと


「家康グループVS三成グループ」

(実態は、大名たちVS秀吉個人の家臣たち、のイメージ)

が形成されてゆくことになるわけです。





・・・というわけで、今回は秀吉亡き後へ向けた、いろいろな仕込みが入っていました。これからが楽しみです。


 






2016年7月17日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”28】 タイトル「受難」に隠された真の意味と今日の名言「なによーーー!」

 毎度おなじみ真田丸を


 隅々までツッこむブログ!


今週も始まりました。


 先週は、筆者取材のため休載しましたが、今日は



 これでもか!というほど詰め込まれ



ております(^^ さすがは天下の脚本家、三谷殿でござる!


 話のベースラインは、もちろん先週から引き続いて「秀次失踪事件とその顛末」なのですが、先週がダークでしっとりとまとめてきていたのに比例して



「今週の真田丸は、なんとかグランプリも真っ青なほど、ネタのオンパレード」


になっておりました。


<今日のネタ1>

 きりちゃん、「うっとおしい女」に認定される。


<今日のネタ2>

あの人の経歴詐称がまさかの発覚?!


<今日のネタ3>

おこうさん、言ってやれ!もっと言ってやれ!


<今日のネタ4>

大泉信幸の、難儀すぎる人生総集編。


<今日のネタ5>

「おいうちをかけるようだが」←高速回転三所攻め、親子そろって女好き




・・・早丸視聴者は、思い出し笑いしてくださいね!


 そして、8時からの本編視聴者はおたのしみに。




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 で、ここからは真面目に、今日の見所です。




<今日の見所1>


 今回のタイトル「受難」。先週までは単純に「ああ、誰かが大変なのね!たぶん秀次さまね」と思っていたと思いますが、



そ、そんな意味が隠されていたのか!!!!



と驚きを隠せません。二代目はクリスチャン(by井筒監督)です。



 そういえば”受難”とは、そもそもはキリストの処刑にまつわる苦難と苦痛を意味する言葉でしたが、それを秀次ネタに当ててくるところが、すごいです!





 <今日の見所2>


 小日向秀吉、涙だけで演技する名シーンを見逃すな!!


 ドラマ終盤、源次郎はあるお願いを秀吉にしますが、その話を聞いた小日向さんが、眼ににじむ涙だけで演技をします。


 口で言っているセリフとは、ずれがあるその目の演技、必見です!!!


 竹中秀吉の評価に勝るとも劣らない小日向秀吉の、一世一代の名演技でございます。





<今日の見所3>

 そして、今日のクライマックスはもちろん



「なによーーーーーーーーー!!!!!」



以外にありませんな(笑)



 きりちゃん、撃沈。



 ☆ついでといってはナンですが、予告編も見逃すな!息子が一気に二人も嫁を貰っている時に、



父は風俗に通って



います!(爆) 今日の劇中で「あれ?」と思ったのが確信に変わるという。親子揃ってなんだかなー。





2016年7月9日土曜日

【氏族】 中尾姓・中尾氏・中尾さんのルーツ 苗字「中尾」なかお

 横尾氏について調べるあまり、


「っていうか、そもそも”横尾の尾”って何なの?」


ということで、同じ『○尾』さんの苗字の成り立ちについて調べることにした。


 いくつか代表的苗字を調べてみないとわからないので、しばらくこのシリーズが続くと予想されるが、本来の横尾さん、横尾氏についてはあんまり関係ないと思われるのでスルーしていただいてかまわない。


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■ 【中尾氏】  藤原為憲の末裔。伊勢国。工藤氏を経て中尾。長野氏族の中尾氏もこの系統か?家紋は五本骨扇・抱き若松


■ 【中尾氏】  相模国の桓武平氏三浦氏より大多和氏流。家紋は丸に三つ引


■ 【中尾氏】  大国主命の子の健御名方命を祖とする諏訪氏族。



そのほか、各地に地名の「中尾」があり、その土地に由来する中尾姓も存在するか?


別に沖縄県の「仲尾」姓もある。名護市仲尾発祥か?



 

2016年7月3日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”26】 原作で読みたい真田丸 「やつし比べ」と「瓜売」の裏話

 毎度おなじみ日曜日のお楽しみの時間、NHK大河ドラマ「真田丸」です。


 いよいよ朝鮮へ出兵し明を攻め始めた秀吉。たまーに、こういう回がありますが、「今日は、あまり心臓が絞られることなく、安心してみることができた」


 比較的平穏な回


でございました(笑)



 きりちゃんへプロポーズした豊臣秀次とその周辺を丁寧に追いかけながら、話全体は朝鮮出兵の基地となった肥前名護屋の様子と、「やつしくらべ」でほぼ一回使いました。



 歴史ファンとすれば、加藤清正が中心人物として描かれるのはもちろんOKなのですが、せっかくの九州なので、せめて


「黒田長政くん」


くらいはチラみせしてほしかったなあ!というのが本音。せっかくの名護屋城ですから、縄張りをした官兵衛ちゃんに経緯を表してもいいのでは?!



(まあ、今回の真田丸ではテーマがぼけるのを防ぐためか黒田家抹殺されてますので、寂しいところ)



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 さて、今日のメインであった「やつしくらべ」なる名護屋城での武将達の「仮装大会」ですが、家康が売っていた


「あじか」


がよくわからなかったかもしれませんね。 あじか、は木で出来たザルみたいなもので、たしかに家康は持ってました!そんなの。



 それに対して、真田パパと秀吉が「瓜売り」でかぶってしまった、というのはもちろん創作。


 秀吉が瓜売りに化けてウケた!というのは「太閤記」にも記述があります。


 では、原作で読みたい真田丸。いってみましょう!







 原典は「太閤記 六編巻の十」



  なんと!原作では、何にもなかったところに秀吉は「瓜畑」を作らせた!というので、真田パパが瓜売りでかぶることは絶対なさそうですね。


 その横に旅館やら茶店に似せた建物をわざわざ作らせての余興だというのですから、本気です。


 秀吉自ら瓜売りに化けたところは「おかしさ云はん方なし」と書かれているので、


 まぢウケる~


といったところでしょうか。


「見聞く人、地に倒れて笑い崩れにけり」


と書かれていますので、この時の仮装は本当に面白かった様子が伝わってきます。




 というわけで、今日の真田丸は、のちに信繁の妻になる松岡茉優ちゃんが伏線として登場。


 ドラマではラブっぽく描かれるでしょうが、史実としては豊臣政権を支える政略結婚の一環としてとらえたほうがよさそうです。



 その他、「真田ババさま、死ぬ??・・・?」
      「本当は一番仮装が得意な真田兄」
      「清正が通う、戦国キャバクラ」

の三本でした。





 

2016年6月26日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”25】 今日も神回?!「利休の死の原因は・・・茶々?!」



 すでにご承知のように、毎回毎回すばらしい内容が連発されているNHK大河ドラマ「真田丸」ですが、今日もいい場面が山ほど詰め込まれていました。


 というわけで、BS版が終わったたった今から、今日の濃ゆい見所をご紹介!






<見所1>千の利休の死の真相が明かされる、三谷版「利休にたずねよ」はこうなった!


 最初、番組がスタートしてすぐに視聴者が違和感を感じるのは、今回だけ「今までになかった演出手法」が使われていること。


 それは、冒頭ですでに「千利休が死んでいる」ということが先に明かされることです。


 なので、今までの描き方とは違い、今回は「現在から過去に向かって振り返る」話の流れで話が進みます。


 ・・・なんでこんな書き方なんだろう?と思いましたが、ピン!ときました。


「ああ、なるほど!これは利休にたずねよ、なんだな」


と。

 「利休にたずねよ」は山本兼一さんの直木賞受賞小説ですが、”千の利休がなぜ死なねばならなかったか”を現在からの回想と逆回転で描いた名作でした。


 三谷さんは、おそらく、それと同じ演出をわざと当ててきたのでしょう!すごい!さすが!


 もちろん、そして三谷流に「利休の死の真相」は変えてきてありますから、そちらも見所です。



 まだ読んでいない人は、ぜひ小説の「利休にたずねよ」も読んでみてください。同じ目線で、違う事実が見え隠れして、新たな発見があることと思います。


(今日のドラマで利休が何を持っていたのか、とかね)





<見所2> 茶々一世一代の名場面、ラスト数分の映像を見逃すな!!


 今日のすばらしいシーンは、ラストシーンです。メンヘラでややこしい女「茶々」ですが、最高の演技を見せます。


 結果として引き立て役になっていますが、鈴木京香さんがみごとに受け止めています。


 見所は、2つのカット。最初に北の政所を見つけた茶々が、「逃げよう」と身体をかわすところ。


 そして、その後の、正面からの「茶々」「北の政所」の交互のアップショットです。


 これは、脚本より演出とカメラのワザですが、「いい!もう最高にいい!」シーンになっております。




<見所3> でんでん太鼓の使い方、これぞ仕込み!の真骨頂。



  みっつめの見所も、脚本と映像の話題ですが、「でんでん太鼓」をネタにしこんでくるところ、後でぐっときます。詳しくはいいません。この仕込みもベタではあるけれど、今日のシーンにピッタリあってすばらしい!




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 さて、以上が高尚なお話でしたが、平易なネタとしても3本用意してあります(笑)



 今日の真田丸は


「大泉、欲情する」

「山本耕史、脱ぐ」

「きりちゃん、プロポーズされる」


の三本でした(笑)












2016年6月25日土曜日

【氏族】 松尾姓・松尾氏・松尾さんのルーツ 苗字 「松尾」 まつお



 横尾氏について調べるあまり、


「っていうか、そもそも”横尾の尾”って何なの?」


ということで、同じ『○尾』さんの苗字の成り立ちについて調べることにした。


 いくつか代表的苗字を調べてみないとわからないので、しばらくこのシリーズが続くと予想されるが、本来の横尾さん、横尾氏についてはあんまり関係ないと思われるのでスルーしていただいてかまわない。


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■ 【松尾氏】  未勘源氏松尾氏。唐花紋を使う。


■ 【松尾氏】  甲斐の国、清和源氏義光流。武田氏族の系に松尾氏。


■ 【松尾氏】  信濃国の清和源氏義光流。伊那郡松尾邑を発祥とする小笠原氏族。


■ 【松尾氏】  信濃国藤原氏流、松尾を称しのちに「藤本」と称する。


■ 【松尾氏】  伊賀国より。桓武平氏柘植氏族。松尾芭蕉はこの氏。


■ 【松尾氏】  越前国日下部姓朝倉氏族の流に松尾氏。


■ 【松尾氏】  中臣同族の卜部氏から出た壱岐系松尾氏。


■ 【松尾氏】  藤原秀郷(あるいは道長)氏族の近藤・武藤系から出た松尾氏。


■ 【松尾氏】  藤原利仁流後藤氏の庶流に松尾姓あり。


■ 【松尾氏】  藤原南家為憲流、伊豆工藤氏より。工藤景任より松尾氏。


■ 【松尾氏】  桓武平氏頼盛流、池頼盛から出た松尾氏。


■ 【松尾氏】  清和源氏頼光流、を称する伊賀国島が原党に松尾姓あり。


■ 【松尾氏】  後漢霊帝末裔、調・星野系に松尾氏。


■ 【松尾氏】  渡来人秦氏の系より、松尾神社神主として松尾姓。



■ 【松尾氏】  葛城・田使氏を経て難波氏族に松尾氏がある。


■ 【松尾氏】  三輪氏/豊後大神氏系に松尾氏。


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松には神木としての意味もあるらしく、神木が生えている山の尾根が終端になっているところ、という意味があると考えられる。


全国に松尾という地名もたくさんあるため、各地でそれぞれ発生した可能性が高い。