2016年6月26日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”25】 今日も神回?!「利休の死の原因は・・・茶々?!」



 すでにご承知のように、毎回毎回すばらしい内容が連発されているNHK大河ドラマ「真田丸」ですが、今日もいい場面が山ほど詰め込まれていました。


 というわけで、BS版が終わったたった今から、今日の濃ゆい見所をご紹介!






<見所1>千の利休の死の真相が明かされる、三谷版「利休にたずねよ」はこうなった!


 最初、番組がスタートしてすぐに視聴者が違和感を感じるのは、今回だけ「今までになかった演出手法」が使われていること。


 それは、冒頭ですでに「千利休が死んでいる」ということが先に明かされることです。


 なので、今までの描き方とは違い、今回は「現在から過去に向かって振り返る」話の流れで話が進みます。


 ・・・なんでこんな書き方なんだろう?と思いましたが、ピン!ときました。


「ああ、なるほど!これは利休にたずねよ、なんだな」


と。

 「利休にたずねよ」は山本兼一さんの直木賞受賞小説ですが、”千の利休がなぜ死なねばならなかったか”を現在からの回想と逆回転で描いた名作でした。


 三谷さんは、おそらく、それと同じ演出をわざと当ててきたのでしょう!すごい!さすが!


 もちろん、そして三谷流に「利休の死の真相」は変えてきてありますから、そちらも見所です。



 まだ読んでいない人は、ぜひ小説の「利休にたずねよ」も読んでみてください。同じ目線で、違う事実が見え隠れして、新たな発見があることと思います。


(今日のドラマで利休が何を持っていたのか、とかね)





<見所2> 茶々一世一代の名場面、ラスト数分の映像を見逃すな!!


 今日のすばらしいシーンは、ラストシーンです。メンヘラでややこしい女「茶々」ですが、最高の演技を見せます。


 結果として引き立て役になっていますが、鈴木京香さんがみごとに受け止めています。


 見所は、2つのカット。最初に北の政所を見つけた茶々が、「逃げよう」と身体をかわすところ。


 そして、その後の、正面からの「茶々」「北の政所」の交互のアップショットです。


 これは、脚本より演出とカメラのワザですが、「いい!もう最高にいい!」シーンになっております。




<見所3> でんでん太鼓の使い方、これぞ仕込み!の真骨頂。



  みっつめの見所も、脚本と映像の話題ですが、「でんでん太鼓」をネタにしこんでくるところ、後でぐっときます。詳しくはいいません。この仕込みもベタではあるけれど、今日のシーンにピッタリあってすばらしい!




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 さて、以上が高尚なお話でしたが、平易なネタとしても3本用意してあります(笑)



 今日の真田丸は


「大泉、欲情する」

「山本耕史、脱ぐ」

「きりちゃん、プロポーズされる」


の三本でした(笑)












2016年6月25日土曜日

【氏族】 松尾姓・松尾氏・松尾さんのルーツ 苗字 「松尾」 まつお



 横尾氏について調べるあまり、


「っていうか、そもそも”横尾の尾”って何なの?」


ということで、同じ『○尾』さんの苗字の成り立ちについて調べることにした。


 いくつか代表的苗字を調べてみないとわからないので、しばらくこのシリーズが続くと予想されるが、本来の横尾さん、横尾氏についてはあんまり関係ないと思われるのでスルーしていただいてかまわない。


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■ 【松尾氏】  未勘源氏松尾氏。唐花紋を使う。


■ 【松尾氏】  甲斐の国、清和源氏義光流。武田氏族の系に松尾氏。


■ 【松尾氏】  信濃国の清和源氏義光流。伊那郡松尾邑を発祥とする小笠原氏族。


■ 【松尾氏】  信濃国藤原氏流、松尾を称しのちに「藤本」と称する。


■ 【松尾氏】  伊賀国より。桓武平氏柘植氏族。松尾芭蕉はこの氏。


■ 【松尾氏】  越前国日下部姓朝倉氏族の流に松尾氏。


■ 【松尾氏】  中臣同族の卜部氏から出た壱岐系松尾氏。


■ 【松尾氏】  藤原秀郷(あるいは道長)氏族の近藤・武藤系から出た松尾氏。


■ 【松尾氏】  藤原利仁流後藤氏の庶流に松尾姓あり。


■ 【松尾氏】  藤原南家為憲流、伊豆工藤氏より。工藤景任より松尾氏。


■ 【松尾氏】  桓武平氏頼盛流、池頼盛から出た松尾氏。


■ 【松尾氏】  清和源氏頼光流、を称する伊賀国島が原党に松尾姓あり。


■ 【松尾氏】  後漢霊帝末裔、調・星野系に松尾氏。


■ 【松尾氏】  渡来人秦氏の系より、松尾神社神主として松尾姓。



■ 【松尾氏】  葛城・田使氏を経て難波氏族に松尾氏がある。


■ 【松尾氏】  三輪氏/豊後大神氏系に松尾氏。


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松には神木としての意味もあるらしく、神木が生えている山の尾根が終端になっているところ、という意味があると考えられる。


全国に松尾という地名もたくさんあるため、各地でそれぞれ発生した可能性が高い。



2016年6月19日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”24】 なーにー?!伊達政宗でクールポコ 「男は黙って、・・・切腹!」の巻

 毎週日曜日のお楽しみ、真田丸のお時間がやって参りました!


 今回は、前半はかなりしぶい男のロマンの世界、後半はあっけにとられるクールポコの世界でお楽しみいただきました!(笑)




 まずは、北条攻めの続き。小山田信茂(義兄)との再会シーンはちょっとだけお笑いを挟みつつ、全体のテイストは渋くまとめ上げられた前半です。


 というのも、北条氏政は、最後まで男の面子で戦い抜こうとします。堺雅人信繁の説得で、なんとか心変わりはするものの、たとえ降伏はしても



切腹のその瞬間まで自分を曲げず



男らしく死んでゆきます。


 家康、上杉、そしてとってつけたように真田パパの三人で、切腹を待つ氏政を励ましにくるシーンは、ドラマならではの泣かせどころ、見せ所でした。



 一方の後半戦、



 伊達政宗のクールポコ



で、あっけにとられるご一同。真田パパは伊達をかついでもうひと波乱を狙っていたようですが、



 ずんだ餅



の力で撃沈してしまいます(爆)



 ちなみに、この「ずんだ」ですが、伊達政宗の兵糧研究の成果による保存食(納豆)であるといいます。


 政宗は料理が趣味だったらしいので、ここはあえての「もこみちの起用」もありだったかも?!



  しかし三谷版伊達政宗は、仙台市民に叱られそうなほど、まだまだ謎のキャラクターに仕上がっており、今後が楽しみです(笑)




  もうひとつちなみにトリビアですが、伊達家の家紋「竹に雀・(仙台笹)」のデザインは、商標登録されているので、他家などが勝手に使えないようになっています。


 今回の真田丸では六紋銭グッズがどこでも売り出せるようになっていると思いますが、伊達家の場合はダメです。商標違反で捕まりますのでご注意!





2016年6月12日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”23】 第23回「攻略」あらため、「一物」?!

 今日は用事が立て込んでいて、ブログのカキコが放映終了後になってしまった、「今日の真田丸」のコーナー。


 北条攻めという大事の最中でありながら、NHKとは思えない



 ぶっとんだ、ぶっとび過ぎる内容



で、NHKの品位もへったくれもない三谷脚本を存分に楽しむ回になりました。



 たぶんもう、視聴者のみなさんも慣れっこになっているので、鈍感になってますが、




 よくよく、冷静になって考えたら、アウトデラックスも真っ青!



なアウト脚本ぶり!


 どれくらい今日のお話がアウトだったか、振り返ってみましょう。



【アウトその1】 家康、信繁と連れション。

 何の脈略もなく、突然家康に連れションに誘われる信繁が見たものは!!!!


 ・・・家康のイチモツは大きかったのか、小さかったのか。超リアクションの顔芸で魅せる堺雅人ですが、これも何かの伏線なのか?それとも脱線?


 手を拭かずに信繁の肩にさわる家康が、チャーミングでしたね。





【アウトその2】 秀吉、家康と連れション。with信繁。

 家康だけでは飽き足らず、秀吉まで連れションさせる三谷氏。今度は手を拭かずに、秀吉が家康の肩に触れる、という


 バカ殿コントか!!


みたいなリフレイン効果(笑) 信繁は、連れションに控えているというシュールな場面でした。




【アウトその3】 石田治部三成さま、ゲリ。

 北条攻めの予算はオーバーするわ、忍城攻略を任されるわ、で石田三成は下痢になります。

 ひどい!ひどすぎる!こんな大河みたことない!




【アウトその4】 本多正信、マスクで乳首。

 近藤正臣、真剣なのかふざけているのか、「頭かくして尻隠さず」ではないですが、顔にマスク(覆面)しているのに、乳首の浮き出た甲冑で真剣なまなざしという、



 極めて変態プレイ



姿で登場です。


 薄暗いシーンだったので、気づかなかった方も多いのでは?




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 というわけで、


今週の真田丸は、「チン■」と「ウンコ」と「乳首」の三本です!


といいたいところですが、


 よく考えたら「信繁のアレ」と「家康のアレ」と「秀吉のアレ」の三本(はあと)でしたね(^^;


・・・おあとがよろしいようで。



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 ちなみに、今日の信繁は、金色のふなっしーを背負って走りまわってましたが、動きがヒャッハーすぎて、集中できませんでした(笑)












2016年6月5日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”22】 今日は真田丸とリーガルハイのコラボ? 来週は真田丸×のぼうの城スペシャルかな?!

 前回は所用のため、「今日の真田丸」はお休みしましたが、今日も面白かったですね~!


 ちょっとシリアスな展開だったこともあって、本日は小ネタやお笑いはやや少なかったものの、戦国時代ならではの戦いの機運もあって、手に汗握るような展開でした。



 のちほど地上派本編もあるので、ネタばれにならない程度に書きますが、まずは



「古美門信繁VS板部岡江雪斎」


の、裁判展開が盛り上がります。



 この場面、まったくの三谷さんの創作だと思われますが、なんと!



 裁判そのものは真田有利に!



なってしまいます。



 一時は、北条有利になった展開を、逆転裁判!してしまうのはなんとあの人の助け舟!


 思わず、そう来たか~、と思ってしまう流れでありました。それとも何かな?これもまた



「ネタの仕込み?伏線?」


なのかもしれません。





 さて、全体の印象としては、そんな裁判シーンでは


「まるで沼田は真田のもので結審するのか?」


と思わせつつ、史実の「沼田領3分の2は北条のものに」と



うまく、本当にうまく話が繋がり



ます(笑)



 「うまく繋げたなあ!」と思わず感心。





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 というわけで、無理やり真田丸に「リーガル・ハイ」展開を盛り込みましたので、来週はいよいよ、



のぼうの城



展開も織り交ぜてくるのではないか?と大胆予想しちゃいましょう。



 三谷さんのことですから、あれほど「食いつきが良さそうなネタ」をスルーするとは思えません。


 さあ、三谷的「のぼうの城」がどうなるのか?来週も楽しみです。



 ちなみに今回の小ネタは、


「いじられる佐助」

「パパ、やっぱりバレてる」

「きりちゃん、おにぎりに込めたメッセージ」


の3本でした。