2017年3月19日日曜日
【NHK大河連動 ”今日の『おんな城主直虎』”11】直親暗殺の裏事情は、そうきたか!の巻
2週に渡って用事でブログを書いていませんでしたが、その間に
今川義元も、おとわのパパも、死んでしまった!
という早い展開。ええ、最近の大河は「大合戦シーンをサボる」という裏ワザを駆使してきますので、超特急で決着がつくようで。
さて、井伊を取り巻く状況も刻一刻と変化し、松平と今川の勢力の均衡の中で、
もはや瀬名たちは宙ぶらりん!
という大変な状況になっています。
そんなややこしい事態での、井伊は「松平と今川のどちらにつくべきか」という難問にぶち当たるわけで。
で、今日のみどころはやはり、話の展開そのものですね。
いやあ、今日の脚本は良かった!です。
いわゆるこれまでの史実ベースでは
■ 小野政次は井伊家の家老でありながら今川のために動いている。
■ 小野は、井伊家本家筋とは対立している。
■ 小野の讒言によって直親は謀反の疑いをかけられ
■ 内通の密告をしたのも小野であり、また奥山氏を暗殺したのも小野である
■ 結果直親は小野(と今川)の計画どおりに暗殺された
という流れだったのを、なんということでしょう!
柴咲コウちゃんと、三浦くんと高橋君の「根底に流れる友情・信義」を崩すことなく、これまでの物語を破綻させずにきちんとまとめきったところがすごい!やりきったね!という感じでした。
というわけで解説です。
今回の大河では、こんな風に改変されていました!
■ 小野高橋政次くんは、三浦春馬直親を基本的には裏切らない。二人の間に流れる思想は、同じである。
■ 高橋くんは、今川の目付であるという立場もしっかり理解し、直親個人のためではなく、「井伊家」全体のことを考えて、結果的に行動する。
■ 三浦直親も、高橋くんを(もやもやを抱えはしているものの)基本は信じている。個人的な感情を抜きにすれば「井伊のためにとは何であるか」の思想は共通している。
具体的なことはネタバレになるので書きませんが(8時からの本編をおたのしみに)、
小野政次を悪者にせず、直親を死なせる
というミッションについては、史実と表面上は大きく変えずにうまく内情を成立させた名回であろうと思います。
これは純粋に、「すばらしい脚本だった」と拍手です。
えーっと、その後の直親と次郎のラブラブシーンは、まあその、お約束的で気恥ずかしい感じですが(笑)
そんなこんなで早くも三浦春馬、来週クランクアップの予感ですが、みんないなくなるの早くない?!
真田丸では、草刈パパが後半まで残っていて、佐助なんかほぼ最初から最後までいたので、脇役の随伴者がしっかりいたのですが、
直虎では最後まで伴走するのは誰?
というのが早くも気になりますね。
・・・うーん、たぶん、傑山?!(苦笑)
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