2018年2月11日日曜日

大河ドラマはどこへ行く? 圧倒的好き放題の「西郷どん」が面白すぎる!



 いちおう、歴史好きということもあって、ここ数年はこのブログでも「NHK大河ドラマウォッチ」をしてきたわけですが、今年の「西郷どん」は


 個人的にはとても面白いけれど、ブログに書くことがない


という状況が続いています(苦笑)


 もうすでに皆さんお気づきの通り、ここ近年の大河ドラマは「戦国ホームドラマ」とか「歴史もしもifドラマ」と化しておりまして、歴史に関係ない部分や、ぶっちゃけその時歴史がどうなっていたかわからない部分に関しては、



「好き放題してよい」



という不文律がまかり通るようになってしまいました(笑)



 たしか、「軍師官兵衛」までは、ある意味面白くないけれど、

「基本は歴史に忠実になぞってゆく」

という手法で描かれていましたね。

 この方法は、これまでも大河ドラマの王道で、もし物語に個性を出そうとすれば、そこは出演者の俳優さんの魅せ方やそのキャラクター付けで持っていくような感じだったように思います。



 それが「真田丸」では、もちろん三谷脚本ですからキャラクターが面白すぎるのは当然として、それに追加して

「歴史の表に上がってこないところは、伏線を張りまくる」

という書き方が生まれました。これは大いに当たったし、面白かった!


 さて、「おんな城主直虎」になると、そもそも歴史の表に上がってきている部分がごく少ないということもあって、


「もはや、過半数が創作」


という良くも悪くも好き放題な脚本だったわけですが、これはこれで高橋一生くんが格好良かったり、「渡る世間は井伊ばかり」な感じもウケたように感じます。



 さて、そこへ来ての今回の「西郷どん」ですが、史実としての西郷の行動や、その周辺の人々の動きなどは、戦国時代よりはるかに記録や逸話が残っているわけで、本来ならば制約だらけのはずなのです。


 しかし、そこをあえての「好き放題」な描き方をすることで、歴史学的にはむちゃくちゃなんだけれど、そこそこ楽しめてしまう、という面白いドラマが出来上がっております(笑)


 数えあげればきりがありませんが、特に初回から数回は、


「主人公はむしろ斉彬」


とでも言うべき渡辺謙さまのカッコよさで、なんでもかんでも吉之助と斉彬をくっつけてしまうという暴挙に出ているのですが、それなりに見れてしまうという面白さ。

 ロシアンルーレットする渡辺謙とかあかんやろ(><;;


 今日の第6回では、ジョン万次郎ですら西郷との絡みが生まれてしまうという、もはや


 事件の現場には常にいる名探偵コナン君


ぶりを呈している吉之助なのでありました(爆)


 あの、さっきからすき放題やりすぎの件について語ってますが、けしてディスってるわけではないのでそこはよろしく!

 21世紀になって、大河ドラマのあり方も変わってきたなあ!という意味をこめて、事実を語っているだけです。そして意外に、そういうのは嫌いじゃない。


 なんで嫌いじゃないかと言うと、つい昨日やっていた


 本能寺ホテル



を見て思ったんですね。ああ、なんだ近年の大河ドラマはこれなのか!と。


 そう、もはやここまで来ると、いわゆる史実を曲げない限り


 裏では何をやってもいいという信長協奏曲的演出



がなされているわけでwww。


 今後、どんどん西郷の周辺では「ややこしい幕末のお話」が進んでゆくのですが、個人的には今の路線で進んでほしいなあ!と思っています。


 チェスト!!!



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