2016年7月3日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”26】 原作で読みたい真田丸 「やつし比べ」と「瓜売」の裏話

 毎度おなじみ日曜日のお楽しみの時間、NHK大河ドラマ「真田丸」です。


 いよいよ朝鮮へ出兵し明を攻め始めた秀吉。たまーに、こういう回がありますが、「今日は、あまり心臓が絞られることなく、安心してみることができた」


 比較的平穏な回


でございました(笑)



 きりちゃんへプロポーズした豊臣秀次とその周辺を丁寧に追いかけながら、話全体は朝鮮出兵の基地となった肥前名護屋の様子と、「やつしくらべ」でほぼ一回使いました。



 歴史ファンとすれば、加藤清正が中心人物として描かれるのはもちろんOKなのですが、せっかくの九州なので、せめて


「黒田長政くん」


くらいはチラみせしてほしかったなあ!というのが本音。せっかくの名護屋城ですから、縄張りをした官兵衛ちゃんに経緯を表してもいいのでは?!



(まあ、今回の真田丸ではテーマがぼけるのを防ぐためか黒田家抹殺されてますので、寂しいところ)



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 さて、今日のメインであった「やつしくらべ」なる名護屋城での武将達の「仮装大会」ですが、家康が売っていた


「あじか」


がよくわからなかったかもしれませんね。 あじか、は木で出来たザルみたいなもので、たしかに家康は持ってました!そんなの。



 それに対して、真田パパと秀吉が「瓜売り」でかぶってしまった、というのはもちろん創作。


 秀吉が瓜売りに化けてウケた!というのは「太閤記」にも記述があります。


 では、原作で読みたい真田丸。いってみましょう!







 原典は「太閤記 六編巻の十」



  なんと!原作では、何にもなかったところに秀吉は「瓜畑」を作らせた!というので、真田パパが瓜売りでかぶることは絶対なさそうですね。


 その横に旅館やら茶店に似せた建物をわざわざ作らせての余興だというのですから、本気です。


 秀吉自ら瓜売りに化けたところは「おかしさ云はん方なし」と書かれているので、


 まぢウケる~


といったところでしょうか。


「見聞く人、地に倒れて笑い崩れにけり」


と書かれていますので、この時の仮装は本当に面白かった様子が伝わってきます。




 というわけで、今日の真田丸は、のちに信繁の妻になる松岡茉優ちゃんが伏線として登場。


 ドラマではラブっぽく描かれるでしょうが、史実としては豊臣政権を支える政略結婚の一環としてとらえたほうがよさそうです。



 その他、「真田ババさま、死ぬ??・・・?」
      「本当は一番仮装が得意な真田兄」
      「清正が通う、戦国キャバクラ」

の三本でした。





 

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