2016年8月26日金曜日

【11】愛媛県の横尾姓情報



 四国の横尾姓の分布はそれほど多くないが、下調べをしていて特徴的なことがわかっている。


 徳島に十数軒の「横尾」姓が現在もあり、愛媛に30軒以上の「横尾姓」があるのに対して、「香川・高知はほぼゼロに近い」というのがその特徴。


 もしかしたら引越しなどで、ごくごく一部横尾さんが住んでおられるかもしれないが、氏族の分布で言えば、


あきらかに愛媛を高い山として分布している


ことは明確だと思われる。



 それもそのはず、愛媛には古くから「横尾氏」がいたらしい。



 まなべさんちのルーツ
 http://www2s.biglobe.ne.jp/~y_manabe/misima/matuo62.htm


 のサイトでは、「大西軍記」に横尾山城守なる人物が登場するさまが引用されている。



 おなじ人物について、


 武将net
 http://mononohu100.seesaa.net/article/51804747.html


 さんにはもうすこし詳しいデータが掲載されていた。


 それによると伊予国の横尾城にあった横尾山城守国信は、天正期に陥落したとある。


 横尾城はあまり大きい城ではなかったようだが、城郭放浪記さんのサイトを見れば位置関係がわかる。

 http://www.hb.pei.jp/shiro/iyo/?c=ehime-shikokuchuo


 http://www.hb.pei.jp/shiro/ehime/map/?c=shikokuchuo



 現在の四国中央市、土居地区付近が拠点らしい。



 「予陽河野家譜」では、天正13年の高尾城の攻防で、小早川氏にやられた現地の豪族として



入野城主横尾山城守 祐安



の名前を見ることができる。



 愛媛県の横尾氏のルーツとしては、この氏族の末裔がまず考えられると思う。


 


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