2016年1月10日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”1】 大河「真田丸」の歴史とその周辺を一挙解説!

 いつもは横尾氏について調査しておりますが、横尾といえば長野県・信濃の横尾が有名ですね。というわけで、せっかくこの地域にスポットを当てていることもあり、


 まさに、2016年!タイムリーなNHK大河ドラマ「真田丸」!!


の解説を行って行きたいと思います。



 題して、氏族研究家がアレコレつっこむ、「今日の真田丸」


の連載です(^^



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 さて、今日は第1回の放映でしたが、真田親子3人が、「武田勝頼」の家臣であるところから物語は始まりました。

 武田氏といえば、武田信玄で有名な甲斐国を支配している名家ですが、ドラマでは完全にはしょられていた、武田と真田の関係を、最初に突っ込んでおこうと思います。


  まず、押さえておかなくてはならないのは、


「真田氏って、実は出自がよくわからん謎の氏族である」


というところです。前回の戦国大河ドラマの主人公、「黒田官兵衛」も実は出自がよくわからん謎の氏族だったのですが、戦国時代に実力で活躍した人には、


 こういうことはよくあるので、とりあえずは気にしない


ことにしましょう(笑)


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 さあ、では真田氏のルーツは不明だとして、ここに一応


「真田頼昌」という人がいたかもしれない、いたらしい。というところから話は始まります。


 その真田頼昌の子供かもしれない。そうらしい、というのが真田幸隆という人で、彼が信濃国小県郡真田郷を本拠としたことで、実質的な真田氏が始まりました。


 この真田幸隆の時代に、甲斐国から信濃へ侵攻してきた武田氏と戦い、いろいろあって最終的に「本領を認められ」て武田の家臣となり、信濃にありながら武田氏に属することになったわけです。

 武田家臣としての真田氏は、かなり忠誠を尽くして働きが顕著であったようで、良い待遇も受けています。

 ドラマでは、この幸隆の息子である真田昌幸(草刈正雄)から登場していますが、真田家はまだまだ彼が率いており、のちに織田家に恭順するのも、もちろん昌幸ということになるわけです。



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 さて、ここで秘密の小ネタ! 
 
 第一回から、なんと真田家の家臣として「佐助」なる人物が描かれていますが、時代劇ファンなら、


「おお!猿飛佐助が早くも登場か」


とニヤニヤしたいところです。でも、安心して下さい!!猿飛佐助は、実在の人物ではありません!!

 この猿飛佐助。なんと大正時代に生まれたかなり最近のヒーローで、甲賀流忍者とされています。

 真田十勇士系の物語でも、もともと森蘭丸のお兄さんの家臣からキャリアをスタートさせていますから、まだ織田にも仕えていない今の時点での真田家に「佐助」がいるわけがないのです。


 ここは完全に、三谷脚本のお遊びとして楽しんでいきましょう!!


 次回予告を見ると、早くも佐助はいろいろやらかしそうなので、逆の意味で楽しみですね~。






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