まいどおなじみ「今日の真田丸」のお時間です。
えーっと、もう今日は突っ込みどころがとってもたくさんあって、説明しきれないほど!(^^
最初の数話で、戦国時代劇としては「ちょっとやりすぎかな?」の感もあった三谷脚本ですが、
もう、やりすぎ通り越して、なんだかよくわかんない!!キャー!
という状態になっている第四回。
なんだか
戦国時代ギャグドラマ
を呈してきた真田丸は、あまり深く考えずに楽しむのがマナーだと思われます(笑)
で、今日一番のツボは、木村佳乃&長澤まさみちゃんのガールズトークシーンでした。
「この人が勝手に入ってきちゃったのよ」
という木村佳乃の台詞のあたりから怪しかったのですが、
(なんぼなんでも、戦国時代に”きちゃった”は無いやろ?!)
と思っていたら、それどころか。
「かかとがカサカサなのは、さみしいから」
と来たもんだ。ちゅどーーん!!!!
大河で戦国でNHKなドラマをご希望の方からは、今後回を追うごとにクレームがきそうですが、まあまあまあ。
これはこれで楽しむことにいたしましょう。
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さて、今回も真面目な解説をしておきます。
<1> 天下人信長、アレを身につけて登場!!
信長の登場シーンは、アレのアップではじまるわけですが、実は日本ではじめてアレを身につけたのは信長だという説があるそうで。
一応、三谷さんが勝手にやってるわけではないことを申し添えておきます。
ちなみに、2006年版大河ドラマ「功名が辻」においては
舘ひろし信長もアレを身につけて馬に乗ってた
ので、実はリメイクなんですね。この場面。長澤まさみちゃんはこの大河にも忍者役で出ていたので、息長い女優さんになりつつあります。
<2>武藤喜兵衛って誰?!
今回は、家康との心理戦がけっこう重要なシーンになっていますが、家康がその昔手痛い目にあったという「武藤喜兵衛」という武将の名前が出てきます。
話を見ていれば、武藤はつまり「真田正雄パパ」のことだとわかるのですが、ちょっと説明不足な感じがしましたね。
(だらーっと見ていたら、わけわからないかも)
説明を加えておくと、真田正雄パパは、武田氏の家臣であった初期に信玄の母方の武藤氏の養子に入って「武藤喜兵衛」を名乗っていた時期があった、という訳です。
当時の武藤喜兵衛は足軽大将、という身分ですから、それほど格式が高いわけではありません。
今回のドラマの中にも出てきますが、この時代の
「侍と農民の違い、武士階級と半士半農身分の差」
というのを厳密に定義するのは、ものすごく難しいと思います。
私は個人的には、江戸時代の感覚で「武士とそれ以外」を分けて考えるのは誤りで、
① 貴種である、たとえば武田氏の血が入っている者(清和源氏・甲斐源氏末裔)とそれ以外の土豪勢力由来の武将
② 鎌倉体制以来の本領領地を持っている者と、新興勢力
の間には、厳格な精神的上下関係があったのではないか、と思っています。
そういう意味では、黒木華ちゃんの家(堀田氏)と長澤まさみの家に明確な差異があるというよりは、真田家も堀田家も、どちらかといえば地場から成り上がってきた側の身分になると思います。
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