2017年1月29日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『おんな城主直虎』”4】おとわクランクアップ!闇の刺客は仮面ライダーの巻



 いよいよ、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」も第4回!

 初回から突っ走ってくれた「おとわ」ちゃんも、今日までです。



 出家して厳しい修行に臨むことになったおとわですが、一日で逃げ帰ってきたり、まるでホームドラマのよう(笑)


 まあ、でも、お母ちゃんに叱られたり、ホームドラマなことが幸いして安心して見ていられる出来でした。




 ちょっと心配していたのは、1回~4回までの「おとわ」の演技が明るすぎて、クールビューティな感のある柴咲コウになってからとのギャップがあるのでは?ということですが、次回の予告編を見る限り大丈夫そうです。




 柴咲コウ、おとわっぽく叫んでます(笑)




 ここで柴咲コウの秘密。うちの奥さんは北海道出身なのですが、奥さんの職場の先輩(女性)だった人の元彼の元彼女が柴咲コウだった、という話があるのですが、



 ・・・・ほんまかいな~!?




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 さて、今日のゲストは、ロボコップ吹越和泉守を親の敵と狙う、



 仮面ライダーマッハ(仮面ライダードライブより)





でした。相変わらずの男前&目力ですが、稲葉友(いなばゆう)さんという俳優さんです。応援してね!

先日は「レンタル救世主」で女装もしてましたが、頑張っています。





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 さて、近年の大河ドラマでは必ず出てくる「本領安堵」のことばですが、おとわも自分の行動の意味をよく理解していなかったくらいですから、ここでおさらいしておきましょう。


 ざっくり言えば「先祖伝来の土地の所有権を認めてもらうこと」ぐらいの意味なのですが、 本来の意味で言えば、土地の権利と言うのは



「その土地を開発開墾したから、そこは最初から自分達の土地である」



ということが基礎になります。つまり、他人から奪いとったり、買い取ったり、プレゼントされたりした土地は「本領」ではない、ということですね。



 ところが、そこがどう考えても「自分の土地」であっても、それを認めてくれる権力がいなければ、



「自分でそう主張しているだけ」



のように聴こえてしまいます。なので、戦国時代などは、特に自分が「上位である」と認める支配者に対して


「本領安堵」


の認可をもらうことに躍起になる、というわけですね。




 ちなみに、戦国時代モノで「本領安堵」が連呼されるのはワケがあって、戦国時代までは「自分のものは自分のモノ」でしたから、「本領」が意味を成すのですが、江戸時代になると



「すべては徳川のもので、それを一時的に貸し与えられている」


というイメージになりました。なので、言うことを聞かない藩は取り潰しや転封になって土地から引き離されるわけです。



 最終的に井伊氏も、駿河井伊谷から彦根へ移されるのですが、そこには「江戸時代には、全部徳川のもの」という前提があるから、転勤が成立するわけですね。














 

2017年1月22日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『おんな城主直虎』”3】しゃべらへんのかーい!しゃべるんかーい!な今川義元の巻




 さあ、可愛いおとわが頑張る「おんな城主直虎」も第三回です。


 おとわが元気すぎて、果たしてクールビューティーな柴崎コウになったとき、統一感が出るのか心配になるほどですが、来週までおとわちゃんは頑張る予感。



 というわけで、今日の直虎は、「蹴鞠も頑張るおとわ」といういかにも創作感満載のエピソードでしたね。



 まあ、おとわの出家が認められるいきさつとしては、ドラマ的にはとても気を抜いて見ることができたわけですが、そこへ至るまでに、



 佐野史郎


とか


 浅丘ルリ子


とか、ある種のホラー系ベテラン陣をいい人で配しているので、奥深いものとなっていました。


 これで、今川もルリ子も史郎もやばい奴だと、



「今川一族、危なすぎる」


感満載になるのですが、それはなんとか回避成功(笑)




 さて、今日のみどころは、この番組一、期待されている今川義元の



「しゃべらへんのかーい!」


で


「しゃべるんかーい!」



な白塗り笑顔です!フェイントもあるよ(笑)





 さて、今日新しく登場した子役2名にも注目です。



 一人は、今川家臣に嫁いだ佐名の娘、瀬名ちゃんですが、のちに奈々緒になります。


 そして、のちに今川氏真になる龍王丸くんですが、のちに尾上松也に!




 どちらも大人になってからのキャラが濃いですが、そのあたりもふんわりとかもし出す配役で、良かったと思います。



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 史実では、佐野史郎はあんな顔してなかなか強力な今川側の軍師だったわけですが、南渓和尚だって、実は井伊の一族で、



「井伊本体がガタガタの時は、実は井伊を引っ張っていた本物の策士であり、リーダー」


だったそうです。



 このドラマ、「ひと癖もふた癖もある人物を、み癖もよ癖もある俳優さんで当てる」布陣が、今後じわじわと効いてきそうですな。








2017年1月15日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『おんな城主直虎』”2】腹黒小野政直のロボ村西とおるが見たい!の巻



 NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」もいよいよ第二回!





 おいおい、柴崎コウが出てくる前に




 全部子役に食われちゃうんじゃないか!!!




というくらいのすばらしい出来で、今のところ安心して見られるスタートですね。



 あらかじめ宣言しておきますが、今日のラストはかなり衝撃的です!



 新井美羽ちゃん、がんばってます(^^





 さて、初回からなかなかの悪役振りな小野政直ですが、今日は彼に注目してみたいと思います。



 まずは小野氏。井伊に仕えていた小野氏は、その名のとおり、皇別氏族「小野氏」の末裔だそうで。


小野氏といえば古くは誰もが知っている



「小野妹子(いもこ)」 や、閻魔大王も友達な


「小野篁(たかむら)」や、書道の


「小野道風(どうふう)」や



「おのののか」



を排出したことで有名ですね。 ・・・え、最後はちがう?!



 さて、この小野氏の本拠地は、もともと近江国滋賀郡小野村で、戦国時代には遠江国豊田郡を経て引佐郡小野村を拠点としたようです。


 しかし、ドラマでも描かれているように、いくら家老とはいえ主君にとって代われるような動きがそう容易くできるものか?という点には、見ていてもちょっと違和感を覚えます。




「今川氏から見て、主家井伊家が頼りないから、しっかりしているうちの小野氏が取り立てられるのじゃ」




みたいなことを吹越満が言っていましたが、いくら下克上の世とは言え、そういう文官としての「実力主義」はこの時代にはあまりないので、武力で力を簒奪するならいざ知らず、この筋立ては微妙な気もします。


ウィキペディア 小野政直
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E9%87%8E%E6%94%BF%E7%9B%B4


によれば、


もしかすると、元々井伊の傍流なのかも




という説が欄外に書いてあります。こちらのほうが権力争いの実態としてはすんなり入りますね。




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 さて、吹越満さん。最近では役者さんとして力を発揮しておられますが、80年代を若者で過ごした40代ぐらいの人間にとっては




ロボAV男優



という禁断のネタをやっていた芸人・吹越満が忘れられません(爆)






 たしか、ビートたけしさんがパクってた「ロボ村西とおる」も、元は吹越氏がやっていたような気がするのですが、覚えている人、いたら教えてください(笑)




ウイーン、ガチャ!と言いながら腰を振る小野政直



期待します(無理むり!)





 ちなみに今日の見所は、いろんな意味でアウトでヤバいムロツヨシ!・・・かな?

 




2017年1月8日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『おんな城主直虎』”1】井戸から生まれた竜宮小僧 ~井伊氏のルーツを探る、の巻~




 真田丸ロス覚めやらぬ2017年、新春でございますが、はじまってしまいました!次のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」です(^^


 戦国好きにはたまらない、2期連続の戦国ネタですが、ふつうは戦国時代を一回やると、幕末に飛んだりしますので、今年は嬉しい限りですね。


 個人的には、「軍師官兵衛」からの高橋一生くんが出てくるのも、楽しみです。



 というわけで、BS夕方6時からの「早虎」を見ての、ツッコミを入れるブログ!真田丸に引き続いて再開です。




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 三谷脚本とは違って、小ネタや仕込みは少ないものの、オーソドックスではありながら「生き生きと」描かれている今回の直虎。キャストのみなさんの持ち味が十二分に生かされていて、見ごたえのある仕上がりになりそうです。


 第一回は、主役の子ども達も元気に演じているのと、ミステリー仕立ての脚本で、良いスタートだと思います。


 このまま1年間、楽しみですね。



 さて、今回のドラマのベースにもなっている「井伊氏」のルーツですが、公式には藤原北家から出た藤原氏となっていて、室町時代ごろから「藤原」を称しているようで、それがそのまま幕府への公式届出でも「藤原氏」としているとのこと。


 ところが、ドラマでも出てきますが、「井伊氏の初代は、井戸に投げ込まれていた赤ん坊」という話が興味深いです。


 幕府の系図上でも、



■ 遠江国へ移った藤原共資の息子、藤原共保が井伊谷に移り住んで 「井伊氏」の祖となった。


ということが書いてあるわけですが、この井伊共保という人物は、


■ 井戸の中から神主が赤子を見つけて、そのただならぬ様子に、藤原共資は、その子を養子として娘の夫とした。


のだとか。(この話はドラマで使われています)



 そのほかにも、藤原南家の出であるとか諸説はありますが、早い段階で遠江国の実力者として記録に登場するようです。



 播磨屋さんの解説によると、面白い話があと2つほど。

 http://www2.harimaya.com/sengoku/html/ii_k.html



 ひとつは、



「井伊」



という苗字の読みについてですが、本来は「井」で、「い」と短く発音するのではなく、「いー」と長音で発音しているうちに、もう一つの字を後から当てて「井伊」となったのではないか?とのこと。



 ”保元物語” に遠江の武士として「井八郎」(いー・はちろう)という名前があり、初期の井伊氏だと推定なさっています。



 ふたつめは、「井伊介(官職としては遠江介)」という呼び名の件ですね。



 三浦介、千葉介、上総介などは、有名な呼称で鎌倉幕府においては、「誰もが知ってる通称」みたいになって代々受け継がれたわけですが、「井伊介」も同じくらい重要に受け止められていた呼称でした。



 戦国時代になると、ドラマの通り、今川氏の支配下に入りますが、今川氏は清和源氏・河内源氏と続いた


源氏本流組の一派


であって、 おまけに、室町将軍である足利氏の分家でもあるので、



 駿河守護・遠江守護



を担った名門です。



 対して井伊氏は「遠江介」なので、そもそも格式が違う、ということになるわけです。



(ちょっと時代は違いますが)わかりやすいので律令四等官で説明すると、各国の管理官は



 長官   守(かみ)

 次官   介(すけ)

 判官   掾(じょう)

 主典   目(さかん)



という等級になっています。


 室町時代までは、こうした格式は政府の決めた通りにランク付けされているわけですが、その政府が崩れて無政府状態になると、


「下のランクのものや、格式のないものが、格式のあるものやランクの上の者を倒す」


ということが起きてきます。それがいわゆる「下克上」の考え方というわけです。




 今川義元のもとには、のちの家康となる竹千代くんも人質で行ってますが、弱小松平氏は、今川氏の庇護を頼らなくてはいけなかった、ということです。


 ちなみに、織田氏をこのランク付けで見ると、「越前守であった斯波氏の家臣」ということになります。

 のちに、斯波氏は遠江守なども歴任し、名古屋方面へと関わりが出てくるので、織田家も越前から南下することになりますが、信長登場直前のランクでいえば、


 「尾張守護代」


が織田家の官位になります。代理人であった織田氏が、主家の斯波氏を乗り越えることで、ここでも「下克上」が生まれたわけですね。


★【ややこしいけれど官位としては尾張守護代であった織田氏は、通称としては代々伊勢守(いせのかみ)を名乗っています。このへんから本来の官位と名称が崩れ始めているのですね】




 というわけで、次回の直虎がどうなってゆくのか、楽しみです!













 

2017年1月4日水曜日

豊臣どもが夢の跡・・・大阪城へ遊びに行ってきました!



 大人気だったNHK大河ドラマ「真田丸」も終わってしまい、次の日曜日からは早くも「おんな城主直虎」が始まってしまうわけですが、せっかくなので



 真田丸終焉の地、大阪城



へ遊びに行ってきました。



 いわずと知れた天下の”コンクリート”名城、大阪城ですが、世界遺産の現存天守を持つ姫路城を擁する兵庫県民としては、



 コンクリート製の復興天守が、なんぼのもんやねん!



と思っていましたが、 昭和6年製とあって、かなり年季も入っているし、興味深く拝見してきました。


 もちろん、城郭建築としては全くみるべきところがないことは否めませんが、日中戦争すらまだ始まっていない頃の建築物ですから、実際にはかなり味わいがあります。


 内部はともかく、外部については、それなりによくできているなあ、と感心いたしました。



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 秀頼様が自害したのか(遺体が見つかっていない)、あるいは薩摩へ逃げ延びたのかはわかりませんが、秀吉時代の大阪城は、家康によって完全に盛り土で蓋がされ、その上に新しい大阪城が建っている、というのは現地に行くとよくわかります。


 外側から中心部分へ行くにしたがっての「高低差」の大きいことったらありゃしない!


 なんぼ大阪城が上町台地の上に建っているとしても、台地の周辺部と比較してもとてつもなく高い位置にあるのが大阪城の本丸で、10メートル近く下に本来の秀吉大阪城がある、というのはまさにそうだと思います。


 まるでチェルノブイリの石棺のごとく、旧大阪城は完全に埋められている、というわけですね。



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 というわけで、大阪城の南にある、豊国神社にも行ってきました。


 豊国神社は、京都が本店ですが、徳川時代は打ち壊されていた秀吉を祭る神社であるため、復活したのはなんと明治になってからとのこと。


 いつの時代も勝者が敗者を無かったことにするのは同じなのですな。


 埋められた大阪城にしても、破却された豊国神社にしても、家康の秀吉抹殺ぶりは、なかなか徹底しています。


 そうでもしないと、平和な時代の影のように「豊臣氏復活」を願っての新たな争いが何度でも起こることを見越していたのでしょう。



 というわけで大阪の豊国神社には



 秀吉

 秀長

 秀頼



 の三人が祭られているそうで。



 ああ!やっぱり秀次は、カウントされないのね!!!!




 

 

2016年12月18日日曜日

【NHK大河連動 ”今日の『真田丸』”50】泣いてたまるか!泣かせてたまるか!豊臣を滅ぼしたのはあいつだったのか!な最終回。




 はい!8時からの本編が終了したばかりのNHK大河ドラマ真田丸でございます。


 全50回、完走ということで、視聴者のみなさまには三者三様、それぞれの思い・感想があることでしょう。


 まあ、最後の最後まで、伏線の回収やら、あんな人やこんな人の再登場まで、詰め込まれていましたが、楽しみどころがたくさんありましたね。



 で、結局源次郎は死んでしまったわけですが、心のどこかで



 生きてて欲しかったなあ!



という気持ちは残っています(^^;


 そこで、昨日は「源次郎さま、生き残ってるバージョン」の最終回を勝手に書いたわけですが、 もう何から何まで



 真逆!



で笑いました。




幻の最終回!勝手に書いた第50回「真実」はこちら 
http://53kiri-yokoo.blogspot.jp/2016/12/nhk_17.html



 まず、裏真田丸バージョンは、疾走感を大事にしてみましたが、今日の本編では、けっこう


「ゆったり、ねっとり、じんわり」


と描かれ、一人ずつ丁寧に死んでゆかれました(><;



 そして、裏真田丸では、頬に傷を受けたのは「家康」でしたが、本編では「幸村」のほうでしたね~。真逆すぎる!


 馬で逃げる家康を書いていたのに、本編では徒歩とか、そこらへんも完全に真逆になりました。





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 脚本として意表を突かれたのは何箇所かあって、まずは


■1 火を放ったのは、台所のじじい(裏切り者)


なのは、読めませんでした。ここは歴史的史実どおり、秀頼さまの蹴り殺しシーンが見たかった(笑)



■2 大助の最期より、三十郎と作兵衛を丁寧に


も、読めませんでした!やっぱり、序盤からの長いつきあいだからね~。高梨内記も最期までよかった!



 他にもいろいろあったけど、まあそれはそれとして。




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 さて、今回の最終回。みんなが泣くのは予想されていたので、三谷さん的には



「そう簡単に泣かせてたまるか」



みたいな生来のコント屋魂が炸裂していたように思います。


 というわけで、ワタクシが個人的に見所としたのは



「絶対に泣いてはいけない真田丸24時!」 


のコーナーでございました!では、最後だけど行ってみよ!






<その1> 「絶対に泣いてはいけない真田軍団」

 ええ、ええ。赤備えの真田勢が、みんな芸人。のっけから芸人軍団。


 ・・・勝てるか!!!

 ・・・泣けるか!!!





 <その2> 「絶対に泣いてはいけない 家康、樹木に化ける」

 ジュモクさんですよ。さすがはNHK。そりゃ、オフロスキーだって出てるもの! ここらで視聴者の泣く気をそぎ落としておいて、クライマックスへ向かわせるところが、えぐいです。





 <その3> 「絶対に泣いてはいけない 幸村死すけど、脳裏にパタリロ」


  ああ!せっかく堺雅人が自刃しようとしているのに!せっかく懐かしい人たちが出てきているのに!泣こうとしたら


 パタリロ

 が!パタリロがーーーーーー!!!!


 パタリロを見せ付けられながら、ホワイトアウトって!!!!!





<その4> 「絶対に泣いてはいけない どうでしょう大泉」 

 これは文句なしのラストシーンのはずです。信之が弟の死を感じ取るシーン。

 兄と弟の熱い絆を感じるいいシーンなんです。


 でも、でも!


 堺雅人の顔で泣けるなんぞ甘い!大泉の顔を見ながら泣けってこと?!
 
 
 日本の映画・テレビ史上、大泉で泣くなんてなかなかありえないことですよ!全国のみなさん。


 三谷さんにしてやられているのかもしれません!



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 まあ、そんなこんなで1年間の感動巨編もおしまいになりました。


 そして、私たちは、ここで一つ日本の歴史の真実を知ってしまったわけです。



 豊臣を滅ぼしたのって、結局



 大蔵卿と大野のバカ親子のせい?



 大野母子のバカーーーーーーーっ!!!!





2016年12月17日土曜日

【NHK大河連動 ”明日の『真田丸』”50】 第50回「真実」 ~放映前の大妄想ファン感謝祭!裏真田丸はこれだっ!SP~



 いよいよ、明日になりました。

 1年という長い間、私たちを笑いと涙の渦に巻き込んだNHK大河ドラマ「真田丸」は、近年稀に見る大傑作であったことは誰もが認めることでしょう。


 脚本に当たられた三谷様をはじめ、出演者のみなさま(ああ!ここであえての主役の堺さんだけでなく、このドラマに出られたすべての人が同等に素晴らしい演技であったと大喝采を送るところであります!)のご尽力に、心から御礼申し上げます。



 で・・・。


 で・・・!



 大変遺憾なことながら、あってはならぬことながら、明日の放映をもって我らが真田信繁は、恐らく死んでしまうのでしょうが、それはそれとして、大真田丸ファンのわたくしとしては、ここであえての



 もう一つの未来!


に目を向けたいわけで。



 ああ!それは史実とは違うかもしれません。あるいは明日のお話とは全く違うかもしれません。

でも、でもここで放映前に、まだ未来が確定する前に書いておきたい物語があるのです。



 パラレルワールドかもしれないし、妄想かもしれないし、間違っているかもしれない。



でも、あえて書いてしまう不遜をお許しくださいませ!ああ三谷大先生!リスペクト故のこの裏物語を、どうか見逃してやってください。


 というわけで、今回は、明日の本放送を完全に無視した、裏真田丸の最終回、あえての2字タイトルで


第50回『真実』


をお送りします。





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 慶長20年5月7日、豊臣方は最後の決戦として、大阪城を出て南方に布陣、幸村は茶臼山に陣を置いた。


 後藤又兵衛亡き後、先陣を切って飛び出したのは毛利勢であった。これをきっかけに合戦が始まり、兵と兵とがぶつかり合い、火縄銃の銃撃が飛び交う大合戦となる。

 毛利勢は、徳川先方の本多勢を蹴散らし、その後に続いた家康方の軍勢を大混乱に陥れる。


 その間隙をついて、幸村率いる真田隊は、
 
「狙うは家康の首のみ!」


と手薄になった徳川勢本陣へと猛然と進み始めた。


 幸村は、利休が隠していた短筒を懐に忍ばせつつ、赤備えの騎馬武者姿に六文銭の旗印を翻しながら駆ける。


 毛利勢に苦戦する徳川勢の中には、佐助の姿があった。

 「浅野殿、寝返り!」

の声が、武将たちの中に響き渡ると、ざわめきと混乱が一層大きくなり、あるいは身を反転させて逆方向へ走り出す者も現れ始めた。


 家康本陣には、危急を告げる兵の姿が倒れるように走りこんでくる。


「豊臣勢!すぐそこまで来ております!」


「なに!それはまことか!」


 慌てて立ち上がり、「馬を!」と敗走の準備をしようとする家康たちに、真っ赤な装束の真田隊の一派が、なだれ込んでくる。


 応戦する徳川勢、逃げようとする家康、側近たちに囲まれながら、本陣を捨てて走り出そうとする家康の目には、彼方から一直線にこちらへ向かってくる騎馬武者の姿が映った。


「真田・・・・」

「大御所さま!早う!」


 しかし、家康は身動きすらできない。二人の目がしっかりと合った。


 幸村は馬上から短筒を抜き、真正面から狙いを定める。


 次の瞬間、乾いた銃声とともに、家康のほほから一筋の血が流れた。


「大御所様っ!!!」


 我に返った家康は、慌てて馬に乗り走りはじめた。


 大混乱で取り囲む雑兵たち。


 「逃がさぬっ」


 幸村は小さくつぶやき、追撃しようとしたが、まだ距離がある。走る家康、追う幸村。しかし、軍勢の混乱に阻まれ、遅れを取った。



「もはやこれまでかっ」


 家康の眉間にいっそう深い皺が刻まれる。滴る汗が止まらない。頬をかすめた銃弾の跡が、じくじくと傷みはじめた。


「いっそ、腹を・・・」


「なりませぬ!」


 側近達が、こちらも必死の思いで家康を止める。真田の猛攻はまだ続いている。


「とにかく、早う!」


とせかされるように、家康を乗せた馬は、今は一歩でも遠くへと駆け抜けるのであった。


 本陣では、家康の馬印が倒れ、無残にも踏み荒らされていた。






  猪突猛進で突き進んだ真田勢であったが、次々に押し寄せる徳川方の軍勢に、1人、また1人と命を落としてゆく。追う者であった幸村がいつしか追われる者となるのに時間はかからなかった。


 振り返ると、大阪城の方面から火の手が上がるのが見えた。


「無念ながら、ここまでか・・・・」





  一方、秀頼の出陣を促そうと大阪城へ戻った大野と、合流した大助の前には、それを制止する茶々の姿があった。

「なりませぬ。絶対になりませぬ!」

「しかし、ここで右大臣さまのご出馬とあれば、必ずや士気も上がり、勝利すること疑いなしと!」

心からの懇願をする大野に、それでも茶々は許可を出そうとしない。


 そこへ、きりをはじめ側近が駆け込んで来た。


「火が!火の手が上がりました!」

「なに!」

立ち上がる大野。

すぐに付近からかすかな煙らしき臭いが立ちこめはじめた。

 
「徳川方への裏切り者が、火を!」


きりが報告すると、「すぐに消せ!」と怒号がとんだ。






 同じ頃、当初こそ、徳川軍を大混乱に陥れた毛利勢であったが、徐々に押し戻されているのを感じ始めていた。

「くそっ!一旦引け!立て直すぞ!」

と叫びながら、毛利隊は大阪城方面へと戻り始める。





 城内を出て、高みから城下の様子を確認する秀頼たち。

 出火の混乱の中、毛利の帰城の報告を受けた大野は、


「真田殿は!」


と毛利に尋ねるが、首を横に振る。「俺にもわからん。家康の陣まで切り込んでいってからその後は・・・。明石たちともはぐれた。無事だと願うばかりだ。」


 大野治長の表情が一層けわしくなり、唇を噛んだ。


 「捕らえました!」

 その時、内通した武将を捉えた大野の家臣達が、なだれ込んできた。


「もはやこれまで、降伏いたしましょう!」


火を放った張本人が、秀頼に直訴する。ところが、


「命を賭して戦っている者がいるというのに!」


温厚な秀頼の目に憤怒の色が浮かんだ。次の瞬間、秀頼は裏切り者の頭を思いっきり蹴倒した。

 
そのまま、ゴロゴロと転げ、城壁から転落する。


「右大臣様!」

制した大野は、秀頼の目から涙が溢れるのを見た。大野は、覚悟を決めた。


「大助殿、話がある。そなたを真田左衛門佐殿の嫡男と見込んでの頼みである」


 大助は、はっと顔を上げた。






 徳川勢の追撃を逃れ、しばしの休息を取っていた幸村勢の回りに、ざざっと気配が動いたのは、ちょうどその頃だった。


「囲まれたか・・・」


 もの怖じせずに、悠然と立ち上がる。


 すぐに騒然となる真田隊。


「我ら、越前松平家中の者!真田殿とお見受けいたす!」


敵方の武将から声がかかった。


 いかにも・・・・、と幸村が答えようとした瞬間、口をふさがれ押し倒された。


「なっ・・・」


見ると赤備え甲冑姿の佐助であった。


「ここは我らにお任せを、お行き下さい。一刻も早く城へ!」


「し、しかし・・・」


「村の者をつけております。秀頼公のご命令です。しげみから抜ける道がございます」


指し示す方向に、無理やり押し込まれるように突き飛ばされた。


 佐助は、


「ごめん!」


と幸村の兜を奪った。


 「いかにも、我こそは真田左衛門佐幸村である! 松平殿なら相手に不足はない!いざ出会い召され!!」


さっそうと騎馬に乗り、佐助は突進していった。


 その胸を、一発の銃弾が射抜く。走り去りつつあった幸村の耳に、その音が突き刺さったのは言うまでもない。




 火の手が既に大きくなっていた大阪城には、茶々たちの姿があった。


「わたしは、ここに残ります」


「お上さま!そんなこと言わないで!ほら、はやく!」


きりが取りすがって説得しているが、茶々は頑として譲ろうとしなかった。



「かくなる上は、右大臣殿に生き延びていただくのが勤め、ぜひとも彼らとともに!島津殿には、話がついておりますゆえ」


大野も平身低頭して言うが、茶々の目には信念のようなものがあった。


 そして、傍らの大助の手をとった。


「大助殿、そなたのお父上に伝えてください。・・・秀頼を頼みますと。それから・・・」


その後は、 何も言わず、そっと大助の手を自分の頬に寄せ、にっこりと笑った。


 猛々しく炎を上げた柱が、また一本倒れる。


 茶々は、悠然とその炎の中へと消えていった。



「母上えええええ!!!」


 追おうとする秀頼を押し留めながら、大野が言う。


「大助殿、きり殿・・・お頼み申す」


「承知仕りました」


「行きますよ!右大臣様!」


「早く!後のことは、・・・お任せください」

毛利が、秀頼に一礼し、大助の肩を叩いた。

「親父はきっと生きている。・・・俺より先に死ぬはずがないだろう」

にやっと笑い、 大野に向き直った。

「さあ、最後の大仕事だ!」


後ろ髪を引かれながら、 涙まみれの秀頼をせかすように、大助ときりは走り出した。






 大阪城の天守が燃えていた。難攻不落、天下一の名城と言われた大坂城は落ちた。それをにらみつけながら、息も絶え絶えに座り込んでいる老人がいた。


「わしは勝ったのか・・・。これで、これで良かったのか・・・」






 それから、いくばくかの時が過ぎた。

 里には秋の気配が感じられる頃。とある田舎の村の小さな家の縁側に、寄り添うように座る二人の姿があった。


 「すべてが、夢幻のようです。昔も・・・今もそう」

 「・・・私もだ」




 村のこどもたちの手まり歌が、どこからともなく聴こえてくる。


♪花のようなる秀頼様を、鬼のようなる真田が連れて、退きも退いたよ鹿児島へ♪





 大坂夏の陣は、淀君と豊臣秀頼の自害をもって終わった。真田信繁は、越前松平家中、西尾宗次によって討ち取られた。

 享年49歳。



~ 完 ~